焼き肉友達・好みの異性…スマホが見つける私の相手フェイスブック経由、透明性向上

振られて傷つく心配がない

「好みの異性とリアルの世界で出会おうとすると、規模も可能性も小さくなる」。開発を手がけたピタパット(東京・渋谷)の伊香賀淳プロデューサー(24)は語る。その制約を取り払い、かつ両思いの場合のみ通知することで、“振られ”て傷つく経験をせずに済むのも大きな特徴だ。

「肉会」は、5月のサービス開始から6千人以上の利用者を集めた(東京都目黒区)

一方、一緒に昼食をとる相手を紹介する「ソーシャルランチ」など、食の分野でのマッチングアプリの普及で、より狭い食領域を対象にしたサービスも登場した。

「人との出会いの偶然が面白い。今日は肉を食べて盛り上がりたい」と話すのは、友人と東京・目黒の焼肉店を訪れた会社経営の山田浩司さん(27)。初対面の女性2人組と同席する。

4人を引き合わせたのは「ソーシャル焼肉会マッチングサービス」をうたう「肉会」。FBのアカウントを使って登録、友人とペアを組むと毎日1組、焼き肉を食べる相手が紹介される。予算や好きな店も登録するので、プロフィルを見れば、相性もつかめる。

フェイスブックで「透明性を担保」

相手のFB上の情報も確認でき「安心性、透明性も担保される」(運営する「肉会プロジェクト」)という。5月のサービス開始から6千人以上の利用者を集めた。

実用的なマッチングサービスとして大学生に口コミで広がったのが「茶会人訪問」だ。

就職活動の際、業界事情などを教えてもらうOB・OG訪問。同窓の社会人を訪問するのが常とう手段だが、大学によっては志望業界に先輩がいなかったり、そもそも名簿が非公開だったりする。このサービスを使えば600人を超える社会人に訪問を依頼できる。

FBとひも付いて登録された社会人はボランティア。運営するゼロベース(東京・新宿)もサービスに課金をしていない。石橋秀仁社長(33)には、内定がないまま卒業する学生が多い現状を打破したいという、強い思いがある。社会人訪問で学生に得てほしいのは「給与など条件の知識ではなく、『この環境なら頑張れる』という覚悟」という。

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