では、進出する3大学の施設(表4)はどんな概要なのか?

中野は「学園都市」へ、サブカルとの連携も

●早稲田大学は2014年春にも「中野国際コミュニティプラザ」を開設する。

同大学に在籍する日本人学生や留学生が混住する形態の学生寮(約900人、270戸)だ。国際交流を深めながら語学力の向上や優秀な留学生の獲得を目指し、地域社会に開かれた生涯学習の場としても活用する。

●明治大学は13年4月に総合数理学部(仮称、新設)と国際日本学部(和泉キャンパスからの移転)などからなる「中野キャンパス」を開設する。

駿河台、和泉、生田に続く4つ目のキャンパス。総合数理学部は社会と人間が直面する問題に数理的・論理的根拠で向き合う人材の育成を標榜。国際日本学部ではマンガやアニメ、歌舞伎などの日本文化を理解し、国際人として世界と渡り合える人材を育てる。サブカル発信地、中野との連携が期待できそうだ。

●帝京平成大学は13年4月に「中野キャンパス」を開設する。

千葉県市原市と池袋の既存キャンパスにある学部の一部を移転する。ちなみに隣接部には08年4月に「東京警察病院」が富士見から移転。周辺には老人ホームや福祉施設も立地している。

こうして、学生、教授、職員など大学関係者だけで新たに約1万人が中野に集まる見通し。中野にはこれまで専門学校は多数あったが、大学のキャンパスはほとんどなかっただけに、今後は「学園都市」というイメージが強まりそうだ。

キリン、栗田、丸井…「ビジネス街」の顔

写真5 キリングループ本社などが入るオフィスビル「中野セントラルパーク南棟」

「ビジネス街」としての機能にも関心が高まっている。

その目玉となるのが地上10階建ての東棟(12年3月完成)と地上22階建ての南棟(12年5月完成、写真5)からなるオフィスビル「中野セントラルパーク」。

キリンホールディングスは13年3月から6月にかけて、中央区新川に置いていた本社機能を「中野セントラルパーク」南棟に移転する。渋谷区神宮前にあるキリンビールやキリンビバレッジの本社も、中央区京橋にあるメルシャンの本社も、同じく南棟に移転する。グループの本社機能を集約して連携を強化するのが狙い。

写真6 丸井グループ本社

このほか栗田工業も12年10月、本社を新宿から「中野セントラルパーク」東棟に移転する。こうした再開発に伴い、床面積だけで合わせて12万平方メートル超のオフィススペースが創出される見通し。約1万人の会社員らが新たに中野に通勤するという。駅北側には以前から丸井グループも本社(写真6)を構えており、「ビジネス街」としての顔も新たな特徴になりそうだ。

次のページ
あのニコラス・ケイジが来店?
エンタメ!連載記事一覧