もちもち豆大福、あんこもたっぷり

もっちりとした白いもちの中に、甘いあんこがぎっしりの豆大福(写真は瑞穂の「豆大福」)

やわらかくてもっちりとした白いもちの中に、甘いあんこがぎっしり。一口食べると、豆のほくっとした食感が楽しい豆大福。粒あん、こしあんの違いに加え、あんこがたっぷりだったり、豆がいっぱい入っていたり。今回の「今週の3つ星スイーツ」は庶民の和菓子、豆大福の特集だ。試食会場には、昔ながらの手作りの豆大福が勢ぞろいした。


今回も専門家らで構成する「日経スイーツ選定委員会」が、東京近郊の店から厳選した10商品を、口の周りを真っ白にしながら食べ比べた。どれも特徴のある個性派ぞろいで、審査は激戦に。ふっくらとしたもちに豆大福では珍しいこしあんが入った品に高い評価が集まった。

★★★(3つ星)=文句なしのおいしさ。スイーツファンならぜひ食べるべき
★★☆(2つ星)=抜きんでている。電車賃を使ってでも買いに行きたい
★☆☆(1つ星)=水準を大きく上回る。遠回りしてでも買いに行きたい
2つ星を獲得した瑞穂の「豆大福」

★★☆瑞穂「豆大福」

〈特徴〉真っ白なもちのなかに、ほろっとした歯触りが楽しい豆がほどよくちりばめられている。粒あんが多い豆大福のなかで、北海道産の小豆のすっきりとした上品なこしあんが特徴。つやつやでふっくらとつきあがったもちを、大福一個分になるように手でちぎり、そのひとつひとつに前日に釜で煮て仕上げたあんをたっぷりと、丁寧に包んでいく。

東京のど真ん中、原宿に大福の専門店を構えて約30年。店主の大橋正文さんが東京・虎ノ門の老舗和菓子店の岡埜栄泉と出合い、店を手伝いに行ったことがきっかけ。「ものづくりをしたいと思っていろいろやっていたが、大福をひとつもらって、これだと思った」。瑞穂の豆大福の特徴のこしあんも、修行した岡埜栄泉から受け継いだ。「シンプルイズベストと教えてもらった」と、創業以来作り方を変えず、毎朝5時から家族4人での作業が始まる。

〈感想〉「歯切れのよいもちに、こしあんがたっぷりと入っているが、上品な甘みなのでボリュームがありながら後引くおいしさ」(下園昌江さん)、「やわらかなもちの塩加減とあんの甘さとのバランスがほどよい。塩豆もほどよい歯ごたえ」(平岩理緒さん)、「銀色に輝くこしあんが、適度な甘さときれいな舌触りですばらしい」(清水好夫さん)

〈価格〉200円(取り寄せ不可)

〈店舗〉東京都渋谷区神宮前6―8―7(電話03―3400―5483)午前9時~売り切れ次第店じまい(日曜定休)

→次ページは小ぶりで上品なたたずまいの豆大福が登場