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開業間近、北陸新幹線 絶品・金沢のお土産15品

2015/2/15

JR金沢駅東口もてなしドーム
 北陸新幹線が金沢まで延び、東京から金沢まで約2時間半で行けるようになるまであと1カ月となった。関東からのアクセスがよくなり、訪れる人も増えそうだ。そこで地元の食に詳しい人に金沢土産として適切なお薦めの品を聞き、総菜と菓子に分けて専門家に試食して選んでもらった。


<お菓子系>

1位 みたらし豆(まめや金澤萬久) 580ポイント
 ■かわいらしい箱に香ばしい豆 空豆のような形の箱に描かれたパンダやウサギ、季節の草花や風物詩のかわいらしさが目を引く。石川を代表する九谷焼の絵付け職人が中心になってひとつひとつ手描きした箱を選び、煎り豆を詰めてもらえる。豆は地元能登の有機穀物を生産する農家から仕入れた「金沢大豆」。しょうゆの里、金沢市大野町の甘辛しょうゆだれを使って香ばしく仕上げた。「豆の風味が非常に良く、素材の良さが感じられる」(瀬戸理恵子さん)、「かわいらしく手になじむ軽いパッケージはお土産に最適」(柳澤美樹子さん)。(1)1箱972円から(2)常温90日(3)金沢百番街、香林坊大和店、めいてつ・エムザ店など(4)(電)076・258・0001


2位 じろあめ 壺入り(俵屋) 430ポイント
 ■添加物なしの素朴な甘さ 1830年に創業した金沢で最も古いあめ店が、良質の米と大麦だけで作る。「添加物なしの素朴なあめ。とろりとして優しい滋味深い甘さは料理や飲み物にも応用できる。本店は金沢らしい風情」(中尾隆之さん)
 「金沢の老舗が昔から変わらず提供するおいしさ。俵屋のじろあめというだけでうれしくなる」(服部吉彦さん)と定番品として人気が高い。(1)270グラム入り1080円、410グラム1620円(2)常温1年(3)本店、金沢百番街店、大和香林坊店、めいてつ・エムザ店など(4)(電)076・252・2079


3位 濃茶落雁(落雁諸江屋) 410ポイント
 ■あんと抹茶が絶妙 うるち米の粉、砂糖に加賀藩に献上された抹茶を使ったらくがんで粒あんを挟み、石臼型に押し固めた一品。1849年創業の老舗は古くからの技と製法を守る。「金沢定番の生らくがん。茶道の盛んな金沢ならではの抹茶の香り」(後藤加寿子さん)(1)10個入り1080円など(2)常温14日(3)本店、にし茶屋菓寮、忍者寺門前店など金沢市内7店ほか(4)(電)076・241・2854


4位 月よみ山路(松葉屋) 400ポイント
 ■大粒の栗 ふんだんに どこを切っても大粒の栗がごろごろ出てくる栗蒸しようかん。「まろやかな甘さに炊き上げた栗と甘さ控えめのようかんが絶妙に合う。ササにくるまれた包装も老舗らしく、重厚感あるお土産」(中元千恵子さん)。(1)648円(2)常温10日(4)(電)0761・22・0120


5位 加賀八幡 起上もなか(金沢うら田) 370ポイント
 ■愛らしさが人気 伝統人形の加賀八幡起き上がりを模した。「小倉あんがたっぷり」(中尾さん) (1) 7個1016円など (2) 常温15日 (4) (電)076・243・1719


6位 麩万頭 こしあん(加賀麩司 宮田)
 愛知県産青のりを加えた生地。(1)1個216円(2)冷蔵1日(4)(電)0120・123・289


7位 おしょうゆショコラ(金沢ヤマト醤油味噌)
 搾りたての生しょうゆを使った生チョコ。(1)1620円(2)冷蔵2週間(4)(電)076・266・8500


8位 丸ごとみかん大福(和菓子処中越)
 ミカンを白あんで包んだ羽二重餅。(1)4個入り1200円など(2)常温3日(4)(電)076・267・1893


9位 あんず餅(菓匠高木屋)
 アンズと白あんを使った羽二重餅。(1)6個入り1080円など(2)常温3日(4)(電)076・231・2201


10位 柴舟(柴舟小出)
 ショウガの風味が程よい煎餅。(1)14枚かご入り756円(2)常温90日(4)(電)076・240・0010


10位 烏骨鶏かすていら(烏鶏庵)
 ウコッケイ卵を使った。(1)5~6切れ分1555円など(2)常温30日(4)(電)0120・45・5405


<総菜系>

1位 ふやき御汁 宝の麩(加賀麩不室屋) 740ポイント
 ■お湯を注ぐと華やかに もなかの皮(ふやき)に穴を開けて「湯を注いだときに花が開く驚き、楽しさ」(奥野誠さん)がたまらない汁物。ふやきの中から色とりどりの野菜やふがこぼれ出す。
 寺の多い金沢はふの産地として有名。1865年創業の老舗がつくる品は「金沢の思い出が娯楽性抜群のパッケージでおいしく楽しめる」(松本学さん)。すまし汁のほか味噌汁もある。(1)定番184円から(2)常温90日(3)本店、東山店、有松店、金沢百番街店、めいてつ・エムザ店など(4)(電)0120・26・6817


2位のたらの子味付(左下)から時計回りに2~5位

2位 ふくら印のたらの子味付(シンヤ) 410ポイント
 ■だしのうまみ香る缶詰 マダラの子を金沢市大野町のしゅうゆをベースにしたたれで甘辛く炊いた。缶詰のデザインは大正時代から続く。「だしのうまみとタラの子からしみ出る香り・舌触りが上品」(服部さん)。北陸3県での販売が中心。(1)556円など(2)常温3年(3)ふくら屋やスーパーなど(4)(電)076・242・3810


3位 巻鰤(逸味潮屋) 360ポイント
 ■ブリを塩蔵加工 特殊な塩蔵加工を施し、脂ののったブリの風味を保つ。「塩はきついが味は良い。うまみがしっかり出ていて酒のさかなにぴったり。ブリには金沢らしさも感じられわらで巻いた外観も興趣を誘う」(君島佐和子さん)(1)1296円(2)常温50日(3)金沢本店、金沢百番街店、近江町いちば店など(4)(電)076・240・7577


4位 焼きいなり(加賀守岡屋)
 分厚くて大きい油揚げを手焼きし、国産素材を使ったすし飯を詰めた。「油揚げの焼いた香ばしさや食材の一つ一つがしっかり味わえる」(宇多聡子さん)(1)1個350円(「金澤兼六屋」店頭)(2)常温2日(4)(電)0761・74・1317


5位 金城かぶら寿し(四十萬谷本舗)
 カブの間に寒ブリの塩漬けを挟み、米こうじに漬け込んだ「金沢を代表する発酵食品。酸味とブリが美味」(後藤さん)(1)袋入り(250グラム)1512円ほか(2)冷蔵10日(4)(電)0120・41・4173


 表の見方 商品名、店名(総菜2位のみメーカー名)、数字は選者の評価を点数にした。(1)税込み価格(2)賞味期限(3)金沢駅周辺の取扱店舗、全商品取り寄せ可(4)問い合わせ先

■加賀百万石の歴史感じる

加賀麩不室屋

 「加賀百万石」の城下町である金沢といえば、全国有数の和菓子どころとしても有名だ。千利休に師事した前田利家といった藩主が茶道に強い関心を寄せ、茶の湯文化が花開いた。

 そのせいか金沢市民は今も甘い物好きの人が多いといわれる。家計調査によると、菓子類、和生菓子、アイスクリーム、チョコレートの購入額が全国1位だ。「砂糖が富の象徴として珍重された歴史があり、金沢のお菓子は甘みが強め」(フードアナリストの雅珠香さん)という。

 総菜系では加賀の伝統食である麩(ふ)や、脂ののったブリを使った商品が人気を集めた。中にはあまり日持ちがしないものもある。お土産で買う場合は渡す日と賞味期限にご注意を。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 金沢の物産・名産品に詳しい雑誌「月刊金澤」「Favo」「Link」の各編集部、金沢在住のフードアナリスト雅珠香さんなどの協力を得て、JR金沢駅周辺で購入できる土産品を食に絞って本紙編集部でリストアップ。総菜など14品、甘味・菓子など24品を食の専門家らに実際に試食してもらい、郷土色豊かで土産として手にしたときの高揚感のある品を選んでもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)

宇多聡子(「エル・ア・ターブル」編集部エディター)▽奥野誠(加賀料理店「大志満」調査役)▽君島佐和子(「料理通信」編集長)▽後藤加寿子(料理研究家)▽瀬戸理恵子(フードエディター)▽中尾隆之(旅行作家)▽中元千恵子(旅行ライター)▽服部吉彦(服部栄養専門学校副理事長)▽松本学(ご当地グルメ研究会代表)▽柳澤美樹子(旅・食・人のライター)

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