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私の勤務先や学歴に引け目を感じる彼、4カ月で別れが

キャリア女子ラブストーリー ~アラフォーからの恋愛論

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NIKKEI STYLE

こんにちは。ライターの大宮です。西新宿の夜景が見える高層ビル内のレストランに来ています。デートではなくてインタビュー取材です。でも、相手は気配り上手の美しい女性。化粧品メーカーで管理職として働く関根直子さん(仮名、40歳)です(前回記事はこちら)。直子さんもおしゃれなスカート姿ですし、一応はジャケットを羽織ってきた僕の服装もほめてくれました。

静かなレストランでお酒も入れてゆっくりと語り合っているので、お互いのことが少しずつわかってきます。親しみや安心感のようなものも覚えます。デートの楽しさと近いのではないでしょうか。

この場を借りて告白すると、僕は仕事を離れて女性と二人きりで食事をしていると、「今夜はこのままどこかに泊まったりする展開になるのだろうか」と、つい妄想して口説きモードになってしまうことがあります。そうなると会話も上の空です。ほぼ初対面の相手にもそうなることがあり、二度目のデートを断られることも。当然ですよね。結婚している今では少し落ち着いていますが、40代なのに性急な男性って、嫌ですね……。今夜のように会話と食事に集中していると、自分のバカさ加減を痛感します。

この記事は女性向けに書いていますが、もし僕と同じようなデート下手の男性が読んでいたら、一緒に心構えを改善しませんか。すてきな女性とデートできたとしても、はじめの3回ぐらいはお互いを楽しく知る時間に費やすべきですね。焦りは禁物です。

相手の女性があなたを異性として好ましいと思ってくれた場合は、デートを重ねるうちにお互いの距離が近づくなど、わかりやすいサインがあるでしょう。あからさまな言葉に出さなくても、好意は相手にちゃんと伝わっているはずです。早すぎず、遅すぎないタイミングが大切ですよね。

ブラック企業で働く彼のコンプレックス

直子さんが34歳のときに付き合って4カ月で別れてしまった男性も、女性との心地良い信頼関係を築くのが苦手だったようです。旅先の離島で知り合い、読書の趣味などでも意気投合したという1歳下の俊行さん(仮名)。5年間は友人関係だった二人は、俊行さんが登山中にケガをして入院し、直子さんが親身になって面倒をみたことがきっかけで親密になりました。

「でも、付き合い始めたらお互いを過剰に意識するようになってしまいました。彼は私の学歴や勤務先、収入などを気にしている感じが伝わってきましたね。何かにつけて『君は頭がいいもんね』みたいなことをいわれると、話がスムーズにいかなくなってしまいます。彼はブラック企業のような会社に勤めていて、ろくに休みもとれなかったので、有給休暇で自由に旅行をしている私を近くで見るのも嫌だったのかもしれません。車の運転が上手で山にも詳しい彼に、いろいろ教えてもらうのが私は楽しかったのですけど……。男性の、みみっちい感じが見えてしまうと恋愛は続かないものですね」

直子さんの率直にして的確なコメントが僕の耳に突き刺さります。なぜ僕たち男性は「みみっちい感じ」になってしまうのでしょうか。それは、学校名や勤務先名に代表される「社会的地位」や「年収」といった、わかりやすい「パワー」で自他の優劣を勝手に決め、元気になったりへこんだりする習性が子どもの頃から身についてしまっているからです。スポーツが得意な子どもが自然とクラスの人気者になるというのが一例ですね。

ちなみに、男性にとって「自らの家柄の良さ」や「恋人の高収入」などはパワーとは見なされません。この点は女性の世界とはちょっと違うかもしれませんね。むしろ「ひ弱なお坊ちゃん」とか「情けないヒモ」と見なされることもあります。仕事に自信が持てない状況であればなおさら、こうした批評に耐えられる男性は少ないでしょう。

ここからは直子さんへのメッセージです。もしも相手の男性に愛情があり、関係性を少しずつ深めていこうという覚悟があるのならば、最初のうちはできるだけ彼をほめてあげてください。

たいていの男性は自信がなく、大企業で管理職をしているあなたには引け目を感じます。仕事やお金の話を避ける必要はありませんが、男性の長所を見つけて育む心構えがあれば、彼らが抱えるコンプレックスを軽減してあげられると思います。

……面倒臭い、ですよね。もちろん、面倒だと感じるような男性を無理にほめることはありません。ただ、あなたに好意を寄せてきて、あなた自身も「ちょっといいな」と思える男性と出会ったら、少し意識して実践してみてください。彼がバカでなければ、恋愛関係にまで男性社会のパワーゲームを持ち込む愚かさにやがて気づくことでしょう。そして、あなたとの関係に居心地の良さを感じるはずです。

俊行さんと別れてから5年。直子さんには新しい出会いはあったのでしょうか。続きはまた来週。

大宮冬洋(おおみや・とうよう)
 フリーライター。1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに就職。1年後に退職、編集プロダクションを経て02年よりフリーに。著書に『30代未婚男』(共著/NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました』(ぱる出版)など。電子書籍に『僕たちが結婚できない理由』(日経BP社)。読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京もしくは愛知で毎月開催中。
ライター大宮冬洋のホームページ http://omiyatoyo.com/

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