MONO TRENDY

ブームの予感(日経MJ)

そろいのライダー装備 なりきり戦隊「コミネマン」

2014/10/19

山中湖などに立ち寄り、戦隊物風のポーズを決めて写真を撮る(山梨県山中湖村)

 ピーク時に比べ8分の1にまで落ち込んだ国内二輪車市場において、新たなバイクの楽しみ方が生まれている。面白おかしい写真を撮ってインターネット上で公開するという変わった目的のために、集団でツーリングするのが一例。軸となるのは老舗バイク用品メーカー、コミネ(東京・葛飾)の装備の愛用者を意味する「コミネマン」だ。

■コミネ製品を身に着ける

 「参加資格:コミネマンノーマル以上」――。ネットでの告知に応じ11日朝、宮ケ瀬湖(神奈川県愛川町)には20~50代のライダー5人が集結した。「ノーマル」とは仲間内の造語。上はヘルメットから下はブーツまで多様な装備を扱うコミネ製品のうち、ジャケットかパンツどちらかを身に着けていることを指す。

コミネマンのネタ作りのために撮影スポットを巡る(山梨県道志村)

 隊列を組み、いざ出発。風を切って走る爽快感を味わい、切り立った岩肌や色づき始めた木々といった山間の大自然を堪能するのはツーリングそのもの。休憩時には「こんなオイルクーラー初めて見たよ」「この収納、自作なんです」とバイク談議も普通に交わす。大きく異なるのは、この日のメーンイベントが写真撮影であること。

■コラージュして「ネタ画像」に

 ネットで公開し、写真をコラージュした「ネタ画像」に仕上げてもらうためだ。遅くとも2~3年ほど前には誕生していたとみられるコミネマンという呼称に起因する。連想されるのは、特撮の「ヒーロー戦隊物」の「○○マン」シリーズ。武骨なライダースーツに身を包み、ヘルメットもかぶった姿は、確かにヒーローがまとうコスチュームにも似ている。

 そのため戦隊物になぞらえてポーズを決めて写真を撮ったり、その写真にコミネマンのロゴや背景をコラージュしたりしてネット上で披露し合う流れが誕生した。撮影場所も戦隊ヒーローが悪役と戦う定番の採石場に似たロケーションを探すほど徹底している。参加者の大半はネットに慣れ親しんだ30代が占める。

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