味噌カレー牛乳ラーメン 青森・函館のご当地ラーメン
ラーメン(5)
中国地方に行ってきた。時間がなくて駅のスタンディング・ヌードル・ショップで食べた天ぷらそばは逸品であった。どうしたらああなるかは知らないが、そばがべろべろのべーろべろ。せめてトコロテンを見習って箸でつまんでも切れないように努力しましょう。アイスじゃないんだから、口の中で溶けるのはやめようよ。
帰りがけに姫路で途中下車して「ご当地麺」の回に登場したあの「姫路の駅そば」を啜った。うどん出しの中に結果的に中華麺になってしまった「そば」が泳いでいる。
地下のパン売り場で「サンライズ」の現物を見て、お土産に買った。
では、そろそろラーメンを。
まあ味はソコソコでそれなりにイケまして、このお店のオリジナルかと思っていたのですが、どうも「牛乳ラーメン」というものは何だかポツポツと全国に存在するようです。
空海という人が各地で井戸を掘ったと言われるように、もしかして牛乳ラーメンを広めた遊行僧みたいな人がいたのでしょうか?(みなみ@神奈川さん)
函館で味噌カレー牛乳納豆ラーメンバター添えを食べた。その店にも牛乳ラーメンはあった。
ベティー隊員 味噌カレー牛乳納豆ラーメンは青森市内にもありました。地元の人に案内してもらう途中、気が変わって食べませんでしたけど。
味噌カレー牛乳納豆ラーメンバター添えはラーメン界でも最強の部類に入ると思う。ちょっとやそっとじゃ驚かないぞー。と思っていたのに、これには驚いた。
ラーメン北から南から。まずは、ナイス恨み庵?
「ナイスウラミアン(378円)」? ナイスな恨みを持った人が作った麺? なんだこりゃ? と思ったら説明書きがありました。
「ナイスウラミアンは中国語で、ナイスウで軟らか目のチーズ、ラミアンで辛い麺です」さらに、カプサイシンも入っていて、ダイエットできるラーメンとのこと。あぁ、ほんとにラーメンの上にチーズのっています。とろけるチーズです。
とんでもなく美味しいというレベルではありませんが、まぁまぁの味です。でも、むしろスープの味の方が気になります。味噌ラーメンと坦々麺の中間くらいの味。不思議な麺でした(ぺんぱらさん)
ラーメンにチーズをのせた物件は北海道にもあったか。チーズラーメンは岩手県北上市にもあった。
その岩手。
古びたこのデパートの屋上の大食堂の定番はソフトクリーム付ラーメン。といっても別々に頼むんですけどね。食券を買ってテーブルに着くと、メイド風の制服を着たウエートレス(おばチャン多し)が券を取りにやってくる。宮沢賢治の故郷を眼下に眺めながら待つことしばし。まずやってくるのはソフトクリーム。普通の2倍ぐらいの高さのソフトクリームである。これを割り箸でチョビチョビ食べているとラーメンがやってきます。一度結構あっさり醤油味で具もメンマ、チャシュー、海苔といった簡単なものだったと記憶しています。
その2:久慈のあるラーメン店
国産鶏だけ(野菜も何も入れない)を使ったスープで、チャーシューも鶏肉。麺は自家製で1本70センチあると聞きました。私がよく頼むのはカツが上にのったカツラーメンです。そしてサービスでカウンター上にドッカと置いてある醤油で煮付けてある鶏皮をつまみながら食べます。
海側の味付けは塩辛いと言いますが、スープもちょっとしょっぱいかな~と思うときがあります。でも麺が上品な感じで美味しいし、鶏皮が非常に好き。鶏皮はご飯の友にもらって帰ったりする。
その3:某ドライブイン
かなり昔からある国道沿いにあるドライブイン。やってなさそーだけど中に入ると、なかなかな美人なのに無愛想なウエートレスに迎えられました。母と注文したのは、いつのころからか"お値段据え置き"の150円(だったと思う)ラーメン。岩手県ではメジャーな戸田久の麺でスープは多分缶に入った既製の醤油スープベースにお湯を足したものと思われる。だって缶が調理場から丸見え。味は150円という値段を考えたらなかなかよろしいかと(足の遅いジョンソンさん)
私はメード風制服を着たおばチャン多しウエートレスと、箸で食べるソフトクリームと、美人なのに愛想がないウエートレスと、みえみえの業務用スープ缶が妙に気になる。なんかいい。
デスクくんくん B級というかC級の香りが…。
ベティー隊員 そこのウエートレスにアタックしてみる?
デスク興奮 実は惜しまれつつ閉店しちゃったんですよ。
茨城だっぺ。
目の前でグツグツグツと煮えるのが収まってから、おもむろに食べます。グツグツで熱いしぶきが飛んでくるのを防ぐため、両手でぶら下げて体を守る紙が前もって出てきます(浜ちゃん@つくばさん)
うーん、新機軸? 普通のラーメンの食べ方じゃだめなの? 体守りながら食べなきゃいけないの?
名古屋だぎゃあ。
ラーメンようかんと、去年函館のお土産に買った「ジンギスカンキャラメル」とどっちがつおいのだろうか。
(特任編集委員 野瀬泰申)
[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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