ふんわり音に包まれる ランタン風スピーカー
温かみのある明かりで部屋を照らしつつ、ゆったりした気分で音楽も楽しめる。ソニーの「LSPX-S1」は、そんな室内空間を演出できる逸品だ(図1)。まるでランタンのような見た目も意味がある。ランタンでいうホヤ部分(明かりを覆うガラス管)が、スピーカーになっているのだ。
実売価格 7万8000円前後
最大出力:13W(ウーファー部)
入力端子:ステレオミニ
駆動時間:約4時間(ブルートゥース接続時)
対応プロファイル:A2DP/AVRCP
対応コーデック:SBC/AAC/aptX/LDAC
サイズ:外径82×高さ303mm
重さ:920g(充電池込み)
アクリル製のホヤを細かく振動させることで、音を360度、全方向へと鳴り響かせられるという、ソニーの独自技術が使われている(図2)。
実際に音楽を再生してみると、どこにいても、自分に向かって音が鳴っている感じがした。しかも、一定方向から聞こえてくるのではなく、ふんわりと音に包まれるような感じ。音質も見た目からは想像できないほど豊かだ。
本体の操作や再生する音楽の指定は、スマートフォン(スマホ)から行う。ブルートゥースで互いを接続し、別途用意されたスマホ用のアプリで操作する。音量や明るさなど、一部操作は本体でもできるが、アプリを使うとタイマーなどの機能も使えるようになる(図3、図4)。
接続後はアプリから「ミュージック」を選択し、楽曲を指定すればOK。再生が始まると、LSPX-S1から流れ始める(図5)。今回は1台での運用だったが、2台をペアリングすると、ステレオスピーカーとして動作させることも可能だ。1台8万円弱と高価だが、部屋を飾るインテリア、照明としても使える点は魅力的といえる。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2016年8月号の記事を再構成]
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