パルグループホールディングス(HD)傘下のジェネラル(東京・渋谷)が運営する衣料・雑貨ブランド「COLONY 2139(コロニートゥーワンスリーナイン)」が好調だ。ベーシックな服にさりげなくエッジの効いたデザインを取り込み、手ごろな価格で販売。幅広い年齢層の支持を集める。シンプルな服では物足りなさを感じる層の取り込みを目指す。
9月にオープンした神戸市内の三宮ゼロゲート店。黒と白を基調にモダンさを打ち出した店内ではメンズ、ウィメンズの服の他、シャンプーや食器用洗剤、芳香剤など生活雑貨も販売しライフスタイルを提案する。英字雑誌も棚に飾り世界観を演出する。
トップス3000円から、アウターは1万円以下を中心とする手ごろな価格設定で、若い女性から中年の男性まで幅広い世代の客が店を訪れる。
■リピーター獲得が課題に
現在は関西と関東に合計6店舗を展開するが、13年の立ち上げ以来、少しずつブランドイメージは変化してきた。「1号店出店当初は黒を基調とした店づくりで重厚感があった」(猪本一幸取締役)。黒や白、ネイビーなどモノトーン調の服を多く取りそろえ、客もこだわりの強い人が多かったという。
ただ、シンプルな商品を並べると、店頭の見た目が変わりにくく、リピーター獲得に繋がりにくいという欠点があった。