レンズ磨きから望遠鏡製作・天体観測へ 岩橋善兵衛
科学と技術 江戸の賢者たち(3)
江戸時代、「硝子」と書いて「びいどろ」などと言ったガラス。舶来品に触発されて、職人は杯や食器、眼鏡のレンズをこしらえた。泉州貝塚出身の岩橋善兵衛はレンズの研磨職人だったが研究熱心で技を磨き、望遠鏡を製作するようになった。善兵衛の望遠鏡は性能がよく、天体の観測や測量など当時の日本の科学技術を支えた。
泉州貝塚、魚屋の息子
日本に伝わった最初の望遠鏡は17世紀初めに徳川家康へ献上されたものといわれて...
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