NIKKEI STYLEの新しいチャンネル「オリパラ」が11日、スタートしました。まだ耳慣れない言葉かもしれませんが、「オリンピック・パラリンピック」の略称で、ダイバーシティ(多様性)を尊重する立場から、両大会を一体にとらえる言葉として企業や行政機関などで徐々に定着しつつあります。2020年東京大会を見据えて、様々に変わる経済や企業活動、社会の変化をキャッチアップして、月1回の本紙朝刊「オリパラ」面と連動してニュース・情報をお届けします。

高度経済成長まっただ中だった1964年の前回大会から約半世紀。成熟社会となったニッポンはオリパラの自国開催を通して何を感じ取るのでしょうか。この言葉が定着するであろう4年後には、その答えが出ているかもしれません。チャンネルの各種コンテンツを通じて皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
オープン初日の柱には、鈴木大地スポーツ庁長官インタビューを据えました。タイトルの「私のレガシー論」は、大会開催が何をレガシー(遺産)として残すのかにテーマを絞ります。前回東京大会は新幹線や首都高速など、数々のインフラをレガシーとして残しました。今回の東京大会が何を残すのか。各界の専門家の方々の考えを随時掲載します。
「体感! オリパラLIFE」では、東京大会に向けて登場する様々なサービスやテクノロジーを実際に体験します。第1回は東京・お台場周辺で始まった立ち乗り電気自動車(EV)の乗り心地と近未来のモビリティーを取り巻く環境について報告します。
なじみの薄い競技を中心にお伝えする「ココが見どころ」の初回はフェンシング。東京大会のスポンサー企業などの取り組みを紹介する「わが社のムーブメント」はスポーツ文化を支える企業社会の今を伝えます。「Back to 1964」では前回東京大会の息吹をたどります。1回目は「もう一つの聖火台」です。
「オリパラNews」「オリパラselect」で本紙や専門3紙の関連ニュースや日経BP社のコンテンツを転載して、オリパラ関連の今がわかるまとめチャンネルとします。
今後のご愛顧をよろしくお願いします。
オリパラ編集長 和佐徹哉(わさ・てつや)