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My wife got a bad cold, I fell on my face and broke my leg, and our son flunked the entrance exam. We can't win for (●) these days.

(妻は風邪、僕は転んで骨折、息子は入試に失敗。最近ろくでもないことばかりだ)

Vocab Aid:

losing

fall on ~'s face(顔から転ぶ) flunk (試験に落ちる) these days(ここのところ、最近)

「~ can't win for losing」――。「~」のところにはIでもyouでも「人」、または「擬人化」された何かが入ります。ありきたりに直訳してみると「~は負けるために勝てない」。英語で禅問答をしているような気分になりますね。ここでの「for」は解釈が難しいところで、英語を母語にする人たちに聞いてもあまりよくわかりません。「負けないようにいろいろと手を打っても勝てない」ことだと言う人もいましたが、要するに「ろくでもないことばかりが続く」という解釈が我々には一番わかりやすい。状況によってはこの意味を敷衍(ふえん)して、「(ろくでもないことばかりで)もう、やってられない」にもなる含蓄に富んだフレーズです。

How to use:

A: I do all the spadework and the boss takes all the credit.

B: You can't win for losing, huh?

A: 下働きは全部俺で、手柄は全部部長が持っていくんだから。

B: あなたもやってられないわね。

Further Study:

昨日は宝くじがあたって今日は給料が上がるといった、幸運が重なる話はまず聞いたことがありませんが、昨日は転んでけがしたかと思えば今日は財布をすられるという不運がダブる話ならいくらでも転がっています。ろくでもないことはいつも束になって襲いかかってくる。事情は外国でも同じで、その証拠に英語にはWhen it rains, it pours.(雨が降るときはいつも土砂降り)というフレーズがあります。「不運や災難はいつも重なる」という諺。学校でIt never rains but pours.と習った人も多いでしょう。どちらもよく使われます。

A: I missed my bus, so I took a cab and it got a flat tire. I was late for work and my boss bit my head off.

(バスに乗り遅れてタクシーに乗ったら、パンク。遅刻して部長に怒鳴られた)

B: When it rains, it pours.

(不運は重なるのよね)

コスモポリタン・インスティテュート(CI)

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