この冬行きたい クリスマスツリー、東西13カ所
もうすぐクリスマス。寒さが増しイルミネーションが温かく感じられるこの時期は、特色あるクリスマスツリーが各地に設けられ街歩きや買い物が楽しい。そこで今年のクリスマスに家族やカップルで見に行きたいクリスマスツリー名所をランキングした。
日暮れ少し後、美しい時間帯
東日本の上位は北海道など雪国のツリーと都心のスポット。西日本ではテーマパークのツリーが専門家の支持を集めた。海上に設けたり電飾を工夫したり、いずれも様々な演出が施されている。クリスマス市や花火が楽しめるところも多く、クリスマス気分が盛り上がること間違いなしだ。
写真家の吉村和敏さんによると、ツリーが最も美しいのは「太陽が沈んでからしばらくたち、空が深い青に染まり、地上にかすかな明るさが残るころ」。写真も撮りやすいはずだ。好みのツリーを選び、大切な人と冬の思い出作りに出かけよう。
<東日本>
多くのオブジェ・ツリーが空間彩る
1800体のサンタをツリーに
聖歌隊と歌う礼拝
遅くまで働く人を応援
カナダのハリファクス市から贈られた高さ20メートルの「幸せのもみの木」が港の海上に登場。花火とともに楽しめる。「港と夜景の雰囲気が素晴らしい」(敷田麻実さん)(1)11月28日~12月25日、原則16時半~0時(2)0138・27・3535
「クリスマス色のスカイツリーやクリスマス市。ムードがある」(中山さん)(1)12月25日まで、原則17時~23時(2)0570・55・0634
「クリスマス市が美しい」(八登政則さん)。来場者がスマホで光を変化させる演出も。(1)12月25日まで、17時~23時(2)03・6406・6000
クリスマス雑貨やドイツ料理の屋台が楽しい。(1)11月27日~12月24日、21時まで(2)011・222・4894
<西日本>
大きさと色の演出で存在感
電飾1300万球
和と洋の情緒味わえる
ドイツの料理楽しめる
シンボルツリーを囲む芝生広場に約3000個のランタンを配置。橋にアーチ型イルミネーションも。(1)16年2月29日まで、17時~22時(2)0533・58・2700(3)入園券2150円、パスポート4100円
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表の見方 数字は専門家の評価を点数に換算したもの。(1)クリスマスツリーの設置期間、点灯時間(時期や会場で異なる場合あり)(2)問い合わせ先(3)大人1人の入場料など(無料の場合は記載せず、アトラクションは別料金のケースもある)。写真は東日本の2位、4位、西日本の1位、4位以外は主催者提供。東日本1位、3位、5位、西日本3位は昨年以前に撮影。
調査の方法 日本観光振興協会の観光情報サイト「全国観るなび」に登録のあるクリスマスツリーから、同協会の協力を受けてとりわけ見に行く価値のあるものとして東日本21カ所、西日本18カ所をリストアップ。観光地や風景、夜景に詳しい専門家らにリストから「クリスマスツリーとしての魅力」「周辺も含めてクリスマスらしさが味わえる」などの観点でお薦めの場所を選んでもらった。専門家は以下の通り(敬称略、五十音順)。
桑名美保(日本旅行広報室)▽敷田麻実(北海道大学観光学高等研究センター教授)▽津田令子(トラベルキャスター)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽中村勇太(夜景写真家)▽中村律子(クラブツーリズムバス旅行部)▽中山弘毅(JTBパブリッシングるるぶ.com担当)▽丸田あつし(夜景フォトグラファー)▽八登政則(近畿日本ツーリスト個人旅行株式会社首都圏第3海外企画センター)▽山田祐子(井門観光研究所)▽吉村和敏(写真家、『クリスマスツリー』著者)▽旅行情報誌「じゃらん」編集部
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