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専門家お薦め 職人技のチョコレート、ベスト10

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バレンタインを控え、百貨店では有名チョコレート店を集めた売り場がにぎわう。海外の有名店もいいが今年は、日本のチョコレート職人(ショコラティエ)たちの品はいかがだろう。世界的なコンクールで高い評価を得て注目される人も多い。3000円台までの商品を自薦してもらい、チョコに詳しい専門家に評価してもらった。

1位 パティシエ・エス・コヤマ「アンノウン!カカオナンバー4」(兵庫県三田市) 650ポイント

ベネズエラの希少なカカオ豆

 人気洋菓子店オーナー、小山進さんの新作。南米ベネズエラ産の希少なカカオ豆を使った4粒で、カレネロ、プエルトカベージョなど豆の産地の名前をつけた。小山さんは「産地国が同じでもカカオ豆の種類や土壌、製法が違うと苦みや酸味など五味のバランスが異なる。味の違いを感じてほしい」と話す。
 パッケージは産地の土と緑からイメージした。「『未知の(unknown)』という言葉に期待が膨らむ。どれも逸品でマニアにはたまらない」(猫井登さん)、「フルーツやナッツなど組み合わせの妙ではなく、しっかり豆で勝負している感じがいい」(西祐子さん)と支持を集めた。
 まずは香り、次に表層のパキッとした食感を楽しみたい。なめらかなガナッシュが口の中でゆっくり溶けて豆それぞれの個性的な香りや味わいが広がる。「豆にこだわると割高になりがちだが、これはコストパフォーマンスがよい。本格的なチョコを味わいたい友人に」(小椋三嘉さん)。シャンパーニュやブルゴーニュのワインと合わせるのがお薦め。(1)4粒(2)1500円(3)www.es-koyama.com
2位 ショコラティエ・パレドオール「プレミアム・パレドオール」(東京都千代田区) 580ポイント

豆焙煎から一貫

 チョコレート専門店を構える三枝俊介さんは2014年秋、カカオ豆の焙煎(ばいせん)から手掛ける工房を山梨県に開いた。3種類のうち、表面に金箔を飾ったミルクとビターは豆から工房で作る自信作だ。「完全な自家製で、独創性がある。特にビターはカカオの風味が強く、ぜひお薦めしたい」(大森春樹さん)。この商品は店頭販売のみ。「一粒一粒が大きい。コストパフォーマンスがよい」(市川歩美さん)。コーヒーや紅茶と合わせて。(1)8粒(2)3780円(3)東京店、銀座店、大阪店、※www.palet-dor.com
3位 ラヴニュー「マジック」(神戸市) 540ポイント

味のグラデーション

 2012年に洋菓子店を開業した平井茂雄さんのチョコレート。複数組み合わせた素材を段階的に味わえて、それぞれの味が後を引かずに消えていく。
 4粒のうち特に人気があるのは、イチゴとナッツペーストをベースに、ミルクチョコで表層を覆った「ラフィネ」。「口溶けがとてもよいのが特長で、味がぼけやすいイチゴが存在感を出している」(川口容子さん)、「一粒で様々な変化が楽しめる。贈り物にも、自分用にもよい」(平岩理緒さん)。エスプレッソや強めのブランデー、日本酒などと合わせる男性ファンも多い。(1)4粒(2)1400円(3)店頭販売のみ、※www.lavenue-hirai.com
4位 オリジンーヌ・カカオ「ボンボンショコラ」(東京都目黒区) 530ポイント

果実のさわやかな酸味

 日本のショコラティエの先駆者の一人、川口行彦さんのチョコレートは「素材の味をしっかりと出しつつ、目立たせ過ぎない上品さ」(平岩さん)が特長。「伝統的な製法を守りながらも常に新しい味わいを追求し、食べる人を引きつける」(糸田麻里子さん)
 グレープフルーツやライチなど果物を使ったチョコが得意。中に詰めるガナッシュには生クリームを加えず、果物のさわやかな酸味を味わえる。(1)12粒(2)3521円(3)FAX03・5731・5072
5位 洋菓子マウンテン「コレクション2015」(京都府福知山市) 420ポイント

重厚な味わい

 地元で愛される洋菓子店のオーナーで世界的に評価の高い水野直己さんのチョコレートは「親しみやすい味でストレートに素材の風味を引き出している」(鈴木兼介さん)。「ナオミミズノ66%」は「スモーキーで力強く、重厚感のある味わいでまた食べたい一粒」(川口さん)。2014年8月の豪雨災害のため現在、店頭販売は中止。ただウェブでは10日まで注文でき、16日から再開する予定。(1)10粒(2)3240円(3)www.naomi-mizuno.com
6位 パティスリー・サダハル・アオキ・パリ「ボンボンショコラ・グランクリュ」(東京都千代田区)
 パリに本店を構え、日本で6店を展開する青木定治さんが基本に忠実に作ったチョコは「見た目はシャープで上品、味わいは繊細」(小椋さん)で洗練されている。「ボンボンショコラ・グランクリュ」の「プラリネ」は「ナッツの香ばしさと食感、表層のチョコとの組み合わせなどが絶妙なバランス」(大森さん)(1)6粒(2)2484円(3)www.sadaharuaoki.co.jp
7位 ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ「C.C.C.DNAショコラ」(東京都渋谷区)
 パティシエとして有名な辻口博啓さんのチョコは斬新で「C.C.C.DNAショコラ」には北海道の真昆布から抽出したうま味を加えている。「特に和歌山オレンジと赤シソを使ったものはすばらしい」(小椋さん)、「和の素材の取り入れ方や打ち出し方がさすが」(川口さん)。(1)4粒(2)1901円(3)www.lcdh.jp
8位 アンプレスィオン「フィロソフィー・ショコラ」(福岡市)
 小代智紀さんは着色料などを使用せず、信頼する農家の果物やハーブを用いるなど素材にこだわる。「フィロソフィー・ショコラ」は「有機栽培のカカオ豆と日本の素材が味、食感ともに静かに調和し、日本人の心に響く」(瀬戸理恵子さん)。(1)12粒(2)3024円(3)imprestion.com
9位 ショコラティエ・ミキ「ボンボンショコラ」(東京都世田谷区)
 宮原美樹さんが手掛ける「ボンボンショコラ」は「口溶けがとてもなめらかで、幸せになれる味わい」(市川さん)。3月以降、通販も開始予定。(1)9粒(2)2550円(3)店頭販売のみ、※www.choco-miki.com
10位 ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ「ボンボンショコラ」(東京都渋谷区)
 「日本のチョコレートの発展を支えた一人」(小椋さん)である土屋公二さんが作る「ボンボンショコラ」は上品で安定感のある1箱。(1)10粒(2)3024円(3)www.theobroma.co.jp

 表の見方 数字は選者の評価を点数にした。店名、商品名、本店所在地(6位は国内旗艦店)。(1)内容量(2)税込み価格(3)購入方法。通販でオンラインショップがある場合はHPのURL、http://は省略。※は掲載商品の通販なし。

丁寧で繊細な職人技

日本のスイーツは世界的にレベルが高いといわれる。中でもなめらかな口溶けや見た目のつややかさ、繊細な風味が求められるチョコ作りには、丁寧な職人の技が光る。ケーキなどの焼き菓子を作る菓子職人(パティシエ)がチョコ作りに比重を置いた店を開いたり、ショコラティエがチョコレート専門店を設けたりして、東京だけでなく日本各地にチョコを本格的に扱う店が増えてきた。

職人たちが作るボンボンショコラは一口サイズのチョコレートで、中にガナッシュと呼ぶ果物やナッツをあしらったものを詰めている。宝石のような見た目とともに一粒で複雑な味も楽しめる。最近はカカオ豆の品種や産地による味わいや風味の違いを楽しむ商品が増えてきている。

手作りなので品数が限られ、この時期は売り切れることがあるほか、店頭販売のみで通販では買えないという品もある。時期をずらし、店を訪ね職人技に触れるのもまた楽しい。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 チョコレートに詳しい複数の編集者に取材し、日本で店を構える気鋭のショコラティエを選定。本人や店に3000円台までのボンボンショコラの詰め合わせを自薦してもらい、21品を用意。試食会では店名や金額を示した上で、編集者ら10人に口溶けや質感、風味、箱を開けたときの高揚感などを考慮して「大切な人に贈りたい」「買って食べたい」ものを選んでもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)

 市川歩美(ショコラコーディネーター)▽糸田麻里子(フードライター)▽大森春樹(「サロン・デュ・ショコラ・オフィシャル・ムック」編集長)▽小椋三嘉(「高級ショコラのすべて」著者)▽川口容子(クオカスタジオ洋菓子講師)▽鈴木兼介(東京製菓学校洋菓子課長補佐)▽瀬戸理恵子(フードライター)▽西祐子(「デパチカドットコム」主宰)▽猫井登(お菓子の歴史研究家)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)

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