検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

真冬でもぽかぽか、温室のある植物園 ベスト10

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

大寒は過ぎたがまだ寒く、屋外のレジャーから足が遠のきがち。だが熱帯のカラフルな花々や砂漠の珍しい樹木が生い茂る温室の植栽が充実した植物園ならコートを脱いで楽しめる。今回は温室があり、見応えのある植物園を専門家に選んでもらった。

1位 京都府立植物園(京都市) 690ポイント

1万2000種、親切な見ごろ情報

 1924年に開園した日本初の公立植物園。甲子園球場6個分(24万平方メートル)の広大な敷地に、約1万2千種類の植物が栽培されている。1992年に完成した3代目となる温室は、京都の北山山系を模したなだらかな曲線を描く造り。温室では約4500種を栽培しており「環境に適応した植物の生き様が比較観察できる」(岩槻邦男さん)という。砂漠で1000年以上生きる「キソウテンガイ」が見られるほか、この冬はサバンナに自生し「星の王子様」の中にも出てくる巨木バオバブが多くの実をつけている。
 2月には早春の草花の展示があり、つばき園など屋外の見どころが増えてくる。「毎週ウェブで更新される見ごろ情報が詳細で親切」(河野まゆ子さん)。洋ラン展は30日~2月8日。(1)開園は午前9時~午後5時、温室は午前10時~午後4時、年末年始(2)一般200円、高校生150円、中学生以下無料。温室観覧料が別途必要で、入園料と同じ(3)京都市営地下鉄「北山駅」すぐ(4)(電)075・701・0141
2位 咲くやこの花館(大阪市) 680ポイント

丁寧な館内ツアーに定評

 1990年の「国際花と緑の博覧会」の中心パビリオンとして建設された屋内主体の植物園。約4700平方メートルの温室は4ゾーンに分かれ、高山植物室では花博で人気だったヒマラヤの青いケシの花がほぼいつでも咲いている。
 アテンダントが来園者と一緒に館内を巡る「フラワーツアー」は「丁寧でわかりやすい」(下村孝さん)のでぜひ参加したい。クイズラリーや体験を重視した企画も充実しており、家族連れにお薦めだ。24日からは特別展「カカオとコーヒー おいしい関係」が始まる。期間中にはミニ講座やチョコレート作り体験も。(1)午前10時~午後5時、月曜(2)500円、中学生以下無料(3)大阪市営地下鉄「鶴見緑地駅」から徒歩約10分(4)(電)06・6912・0055
3位 高知県立牧野植物園(高知市) 640ポイント

学ぼう 植物学の基礎知識

 高知県出身で「日本の植物分類学の父」といわれる牧野富太郎博士の功績をたたえて1958年に五台山に開園した。起伏をいかした約6万平方メートルの園地を、3千種ほどの植物が彩る。博士の生きざまや植物学の基礎知識を学べる記念館も必見だ。
 温室は2010年に改装し「熱帯の暮らしと植物」などテーマ別ゾーンがある。2月7日から開くラン展では、東南アジアなどに分布する大きな花びらが美しいバンダとカトレアが主役を飾る。期間中に温室に出店するカフェではラン科のバニラを使ったスイーツも提供する。「フレンチレストランもあり、ゆっくりできる」(藤田雅矢さん)(1)午前9時~午後5時、年末年始(2)720円、高校生以下無料(3)JR高知駅から「MY遊バス」で約30分(4)(電)088・882・2601
4位 国立科学博物館筑波実験植物園(茨城県つくば市) 570ポイント

多くの絶滅危惧種も栽培

 世界の野生植物を収集・展示しており「探究心を満足させてくれてシーズンを問わず楽しめる」(飯塚克身さん)。宮崎県だけに自生する日本固有種の「オナガカンアオイ」など、多くの絶滅危惧種も栽培している。
 「豊富な植物が世界の生態区別に展示され解説も充実」(尾崎章さん)しているほか、植物の美しさや見やすさにも定評がある。(1)午前9時~午後4時30分、月曜(2)310円、高校生以下無料(電)029・851・5159
5位 東京都夢の島熱帯植物館(江東区) 410ポイント

ゴミ焼却のエネルギー活用

 熱帯植物と私たちの生活との関わりをテーマにしており、温室はごみを燃やして得られる熱を活用している。「東京近辺の在住者ならすぐにいける」(山田隆彦さん)
 「オオハマギキョウ」など東京都の小笠原諸島の固有種なども多い。イベントも多彩で、春や秋は天井から設置したロープに登って植物を見下ろせる「空中散歩」=写真=なども人気だ。2月3日からのツバキ展では、伊豆大島のものなどが見られる。(1)午前9時30分~午後5時、月曜(2)250円(電)03・3522・0281
6位 淡路夢舞台温室・奇跡の星の植物館(兵庫県淡路市)
 2000年に開館した。「1年を通してイベントが豊富で花の見せ方が見事。おしゃれな植物館」(須磨佳津江さん)、「植物の装飾は世界的にも評価が高く感動する」(大林修一さん)。2000種・2万株のランが彩る「淡路夢舞台ラン展2015」は24日~3月8日。(電)0799・74・1200
7位 海洋博公園熱帯ドリームセンター(沖縄県本部町)
 国内最大規模の温室は「同じ公園敷地内にある美(ちゅ)ら海水族館のにぎやかさとは真逆のゆったりした気分や静寂を味わえる」(富屋均さん)。常時2000株以上のランを展示している。冬のランの展示会でも国際的に有名だ。(電)0980・48・3624
8位 東山動植物園(名古屋市)
 1937年に開館した重要文化財の温室「前館」は改修中。見学ができる「後館」で熱帯の花木などを楽しめる。「広く落ち着いたたたずまいの中に施設が分散しているのもいい」(邑田仁さん)(電)052・782・2111
9位 熱川バナナワニ園(静岡県東伊豆町)
 「手入れが徹底している。特に熱帯スイレンの栽培場がすばらしい」(山田さん)。(電)0557・23・1105
10位 新宿御苑(東京都新宿区)
 2012年11月に完成した大型温室は明るく、抜群の開放感。希少植物も多い。(電)03・3350・0152
10位 広島市植物公園(広島市)
 世界の野生ランコレクションが充実。「園で育成したベゴニアも見もの」(藤田さん)(電)082・922・3600

 表の見方 数字は選者の評価を点数にした。名称、所在地、(1)開園時間、休園日(2)入園料(3)主なアクセス(4)問い合わせ先 3~5位の写真は各施設提供

一足早く 春を探しに

1~2月にかけてはランを主体に展示する園が多く、色とりどりの花々を楽しめる。世界中から植物を探してくるプラントハンターの西畠清順さんは「植物園の温室は五感を存分に刺激してくれる」という。植物学者で東京大学名誉教授の岩槻邦男さんは「植物園は絶滅危惧種を保全する点などでも、重要な存在。植物の生態や環境に思いをはせてみては」とその魅力を話す。派手な仕掛けがあるわけではないが、じっくり楽しめるのが植物園のよさだ。

大規模な温室がある西日本の施設がランキング上位を占めたが、小規模でも個性的な園は各地にある。入園料が大人で数百円、中学生以下は無料と財布にやさしい施設が多い。ひと足早い春を探してみては。

日本最古は小石川

日本で最も古い植物園は「小石川植物園」(東京都文京区)だ。1684年に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がルーツで、現在は東京大学の施設で植物研究や教育の拠点。巨大な花が咲き、強烈な臭いを放つショクダイオオコンニャクを日本で初めて咲かせた。今回は温室が工事中のため改修中の神代植物公園(東京都調布市)とともに選考対象外としたが、再開を待ち望む選者が多かった。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 日本植物園協会(東京都北区)などの協力を得て国内で温室がある主な植物園を51カ所を編集部がリストアップし、(1)植物の種類や株数が豊富で知識を得られる(2)植栽や植物の展示方法が魅力的(3)冬季の企画やイベントが充実(4)園内でくつろげるスポットがある――などの観点から、読者にも足を運んでほしいおすすめ植物園を専門家に原則10位まで挙げてもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)

▽飯塚克身(日本植物園協会専務理事)▽岩槻邦男(東京大学名誉教授)▽大林修一(プラネット社長)▽尾崎章(熱帯植物専門店エクゾティックプランツ前代表)▽河野まゆ子(JTB総合研究所主任研究員)▽下村孝(花と緑の生活文化研究所)▽須磨佳津江(キャスター、NHK「趣味の園芸」元司会者)▽富屋均(温室史研究家)▽西畠清順(プラントハンター、そら植物園主宰)▽野村郁子(福岡植物友の会副会長)▽藤田雅矢(作家、植物育種家)▽邑田仁(東京大学大学院教授、小石川植物園園長)▽山田隆彦(日本植物友の会副会長兼事務局長)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_