1位は箱根・ポーラ 印象派楽しめるお薦めの美術館

■建物やショップも楽しんで

印象派はフランス・パリから生まれた。東京大学大学院の三浦篤教授は「都市の生活や風俗、近郊の自然など、印象派の画家らが描いたテーマは現代を生きる私たちにも身近で共感を覚える」と解説する。

ランキングではモネの「睡蓮(すいれん)」を看板作品とする美術館が目立った。モネはスイレンを題材に200を超す作品を描いたという。

実践女子大学の六人部昭典教授は「印象派の名品がそろう美術館の多くは建物や周囲の自然も素晴らしい。カフェやショップも含めてゆっくり鑑賞してほしい」と話す。

作品は企画展で貸し出されることも多いので、展示の有無は事前に確認しておこう。2015年1月12日まであべのハルカス美術館(大阪市)では印象派のモネからスーラなどを紹介する「新印象派―光と色のドラマ」展を開催している。

 ◇  ◇  ◇  

調査の方法 印象派の絵画を所蔵する全国の美術館で、名画とされるものを持つ42カ所を編集部が専門家の協力をもとに選出。印象派画家にはポスト印象派や新印象派も含む。42カ所から選者に(1)見応えのある名画があり、作品数が充実している(2)展示手法や建物の構造に印象派の絵画を生かすこだわりがある(3)美術館の庭園や周辺で印象派作品を感じさせる工夫がある(4)ミュージアムショップのグッズが充実し、余韻にひたれるカフェやレストランがある――といった観点から、読者にお薦めの美術館を原則10位まで順位付けして選んでもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)

浦島茂世(オールアバウト「美術館」ガイド)▽大月ヒロ子(ミュージアム・エデュケーション・プランナー)▽岡部あおみ(美術評論家)▽重野佳園(美術ライター)▽洲之内啓子(ウェブサイト「今見られる全国のおすすめ展覧会100」主宰)▽高橋信裕(常磐大学コミュニティ振興学部教授)▽中村剛士(美術ブログ「青い日記帳」主宰)▽馬場典子(ぴあmook「日本の美術館ベスト250完全案内」編集長)▽三浦篤(東京大学大学院総合文化研究科教授)▽六人部昭典(実践女子大学文学部教授)

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