■風景を味わいながら

ヴィラデスト・ガーデンファーム・アンド・ワイナリーのワイン

ワインの楽しみ方の基本は、「ブドウ畑など風景を見ながら、地元でとれた食材を使った料理と一緒に味わうこと」(エッセイストの玉村豊男さん)という。アメリカや南アフリカ、ニュージーランドなどのワイン産地では、積極的に観光客を受け入れるところが多く、ワイナリーリゾートとして世界中から人を集めている。

日本でもブドウ栽培からワイン醸造、飲食の提供まで一貫して手掛けるスタイルのワイナリーが増えてきており「日本人が欧米と同様の楽しみ方に目覚めつつある」(玉村さん)という。

原茂ワイン

ブドウ畑というと山梨県や長野県などを連想しがちだが、こうした地に限らず、日本列島全体がワインの産地条件に適した緯度に位置している。各地でその地に適したブドウの品種を栽培、醸造して個性的なワインを生み出している。

デラウエアなど生食でなじみのある品種のほか、白ワインに使う甲州や赤ワインになるマスカット・べーリーAは日本固有の品種で、日本の料理に合う。自分の食べたい料理にどんなワインが合うか、尋ねながら飲めるのもワイナリーレストランのいいところ。意外な発見があるかも。


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調査の方法 国内のワイナリーやワインに詳しい専門家らの協力を得て、飲食店が農園内か近くにある47のワイナリーをリスト化。実際によく訪れているソムリエなど11人に(1)ワインに合う地産地消の食事が味わえる(2)ワイナリーらしい雰囲気が楽しめるなどの観点からお薦めを10カ所選び、順位付けしてもらった。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。

青山葉月(ライター)▽石井もと子(「日本のワイナリーへ行こう2015」監修執筆)▽遠藤誠(ワインバー「遠藤利三郎商店」オーナー)▽小倉あづさ(いまでや専務取締役)▽鹿取みゆき(フード&ワインジャーナリスト)▽小松由加子(ワイナート編集部編集長)▽辰巳琢郎(俳優、日本ワインを愛する会副会長)▽福田克宏(「最強日本ワイン完全ガイド」著者)▽藤川百々英(日本ワイン応援団女子部部長)▽山本博(弁護士)▽吉田浩之(白馬リゾートホテル ラネージュ東館)

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