NIKKEIプラス1

低気圧で片頭痛が起きた場合、脳の血管が広がっていると考えられる。コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインが血管を収縮させ、片頭痛の症状が和らぐ可能性がある。「糖分も血管を収縮させるので、甘い物を食べる手もある」と郭院長。ただしとりすぎには注意したい。

佐藤客員教授は「マッサージで耳の血行をよくすると、痛みを回避しやすい」と助言する。指で耳をつまんで上下や横に動かしたり、回したりする動きだ。日々の習慣にすると、頭痛やめまいが起きにくくなるそうだ。

自律神経は気分の落ち込みや体のだるさなど他の様々な症状にも関係する。佐藤客員教授は「自律神経を整えることができれば、気象変化の影響が少なくてすむ」と強調する。十分な睡眠をとり、日光を浴びる習慣を付け、適度な運動やバランスのよい食生活を心がけるのが大切だ。

新型コロナウイルス禍で在宅勤務が増え、外出が減った人も多いはず。郭院長は「コロナ禍で片頭痛患者の2割近くは頭痛発作が増えたと訴えている」と話す。毎日パソコンに向かって同じ姿勢を続けている人は注意しよう。

季節の変わり目は自律神経の乱れが起こりやすい。体調不良の原因が分からない場合、気象の変化の影響を考えてみるとよいかもしれない。

(ライター 仲尾匡代)

[NIKKEIプラス1 2021年9月11日付]

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