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低血圧、水分補給欠かさず 夏は薬服用で下がりすぎも

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NIKKEI STYLE

血圧は低い方が健康という印象があるかもしれない。ただ立ちくらみやめまいなどの症状を伴う低血圧は放置すると危険。高血圧で薬を服用中の人も夏場は血圧が下がり過ぎることがある。注意点をまとめた。

生活習慣病のひとつとされる高血圧に比べ、低血圧はそれほど問題視されてこなかった。診断基準も日本では高血圧ほど明確ではない。一般的には心臓が収縮して血液を送り出すときの最高血圧(上の血圧)が100mmHgに満たない場合を呼ぶ。

国際医療福祉大学三田病院(東京・港)の佐藤敦久副院長(内科)は「低血圧が体質的なもので、原因となる病気や自覚症状がない場合は特に心配はない。むしろ心血管系疾患のリスクを下げる利点がある」と話す。ただし脳への血流低下による立ちくらみやめまい、頭痛といった症状がある場合には注意が必要だと訴える。

OD低血圧クリニック田中(大阪市)の田中英高院長は「寝た状態から体を起こしたり、座った状態から立ち上がったりしたときにふらつきなどがひどくなる場合は起立性低血圧が疑われる」と指摘する。食後に倦怠(けんたい)感や強い眠気などが表れる場合、食事性低血圧が考えられる。

糖尿病や腎臓病、心疾患などの病気や薬が原因の場合、症候性または二次性低血圧と呼ばれる。東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科の横尾隆主任教授は「高血圧で薬(降圧薬)を服用している人は夏場の一過性の低血圧に注意してほしい」と呼びかける。

血圧を上げるホルモンに作用する薬(ARB・ACE阻害薬)や利尿薬は発汗などで脱水が進むと、効き目が強く表れて血圧を下げ過ぎるケースがあるという。「こうした一過性の低血圧は急性腎障害や脳梗塞を引き起こす恐れがある」と横尾主任教授。薬を処方する医師にも配慮が求められるが、患者としても暑い時期の急激な血圧低下は危険なことを覚えておこう。

 血圧管理について佐藤副院長は「家庭で1日2回、起床時と就寝前に測定して記録する習慣をつけたい。季節や日ごとの変動の傾向をつかむためにも大切だ」と語る。

横尾主任教授は血圧とともに体重も測るよう勧める。起床時の体重が就寝前より1キログラム以上減っていれば、夜間に脱水状態となっている可能性があるためだ。

夏は暑さで体温が上がり、熱を逃がそうと血管が拡張する。汗をかいて体内の水分と塩分が排出されることもあって、健康な人でも血圧が下がりやすい。高齢者は特にのどの渇きを感じにくく、トイレに行く回数を抑えようと水分を控えてしまう人がいる。

田中院長は「低血圧の改善には脱水予防が重要だ。少量ずつでもこまめに水分を補給しよう。1日に1・5~2リットル程度を目安にしてほしい」と助言する。夜間は冷房をつけていても寝汗をかく。就寝前やトイレに起きた際にも水分補給を心がけたい。

低血圧だからといって、血圧を上げようと過度に塩分を摂取する必要はない。佐藤副院長は「通常1日3食とっていれば塩分不足にはなりにくい。血管を収縮させる作用があるカフェインを含むコーヒーや緑茶を食事時に飲むと、一時的に血圧を上げ、ふらつきなどの症状の緩和が期待できる」と説明する。

血圧を調整する自律神経の機能を高めるため、適度な運動も習慣にしたい。低血圧だと下半身に血液がたまりやすい。心臓に血液を戻すポンプの役割をするふくらはぎの筋肉を運動で鍛える。血流を促すため、日中に弾性ストッキングを身につける手もある。それでも症状が続く場合は血圧と体重の記録を持参して医療機関に相談したい。

(ライター 田村知子)

[NIKKEIプラス1 2021年8月7日付]

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