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真夏でもひんやり お薦めの鍾乳洞ベスト10

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暑い夏でも、ひんやり涼しい場所として夏の観光に人気なのが鍾乳洞だ。最近は女性を中心に洞窟内を探検する「ケイビング」も広がりつつある。そこで洞窟に詳しい専門家に、お薦めの鍾乳洞を聞いた。

1位 秋芳洞(山口県美祢市) 1100ポイント★

百枚皿や黄金柱、迫力に圧倒

 日本最大のカルスト台地である秋吉台の地下100メートルの場所に広がる入り組んだ巨大洞窟で、特別天然記念物に指定されている。幅40メートル、高さ15メートルほどで全長8.9キロのうち、約1キロ(往復)が公開されている。秋芳洞の名称は皇太子時代に来訪した昭和天皇から賜った。
 「皿を階段状に敷き詰めたような百枚皿(写真)や黄金柱と呼ばれる石灰でできた柱は迫力がある」(野池耕平さん)など見どころは満載。車いすを利用している人でも、介護者がいれば公開コースの3分の1程度は見学できる。また、岩肌をのぼる冒険コースもあり「追加料金を支払えば子どもも参加できる」(井門隆夫さん)。地上には入館無料の秋吉台科学博物館があり、鍾乳洞について詳しく学べる。(1)午前8時30分~午後4時30分(2)40分(3)大人1200円(4)JR新山口駅からバスで45分(5)0837・62・0115
2位 龍泉洞(岩手県岩泉町) 1060ポイント

地底湖、世界有数の透明度

 洞窟の奥から湧き出る水がつくる複数の地底湖が見もので、国の天然記念物に指定されている。「ドラゴンブルーと呼ばれる水は幻想的でうっとりするほど」(中尾隆之さん)。全長5キロ以上と推定される洞窟のうち、700メートル(往復)が公開されている。
 4つの地底湖のうち3つまで見学できる。いずれも透明度は高いが、中でも第3地底湖は世界有数の透明度といわれ「ここまで静かな水は洞窟の外では決して見ることはできない」(水島さん)。湖の水はペットボトル詰めして販売も。(1)午前8時30分~午後6時(5~9月、その他は午後5時まで)(2)40分(3)1000円(4)JR盛岡駅からバスで2時間20分(5)0194・22・2566
3位 龍河洞(高知県香美市) 580ポイント★

弥生人の痕跡、想像膨らむ

 国の天然記念物で、秋芳洞、龍泉洞と合わせて日本三大鍾乳洞といわれている。「出口付近に弥生時代の人類が生活していた痕跡がある。当時の土器が鍾乳石に巻き込まれた『神の壺(つぼ、写真)』は必見」(千葉伸幸さん)だ。全長4キロのうち約1キロを見ることができ「通常コースのほかにガイド付きの冒険コースがあり、安心して楽しめる」(雨宮健一さん)。
 冒険は1時間半ほどのコースで1人1000円の追加料金と前日までの予約が必要。完全な暗闇も体験できる。(1)午前8時30分~午後5時(3~11月、その他は午後4時30分まで)(2)40分(3)1100円(4)土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線のいち駅から車で8分(5)0887・53・2144
4位 玉泉洞(沖縄県南城市) 550ポイント★

鍾乳石なんと100万本

 沖縄の歴史や文化、自然を体験する施設「おきなわワールド・文化王国・玉泉洞」内にある。サンゴを主成分とした琉球石灰岩で、洞窟の天井からつららのように垂れ下がる鍾乳石の数は100万本以上と国内で最も多い。「亜熱帯らしい雰囲気が味わえる」(染谷孝さん)
 ガイドが同行する探検ツアー(要予約)は胸まで水につかる場合もあるほど本格的。(1)午前9時~午後5時(2)30分(3)1240円(入場料込み)(4)那覇空港から車で30分(5)098・949・7421
5位 安家洞(岩手県岩泉町) 510ポイント★

全長24キロ、日本一長い洞窟

 龍泉洞の近くにあり、全長が約24キロと国内で最も長い洞窟。「知名度は低いが、断トツの規模を誇り、まさに地下迷宮」(隈部元英さん)といい、鍾乳石の種類も豊富だ。洞内の平均気温はセ氏8度でヘルメットが貸し出される。「非公開部分を探検できる本格的なガイド付きツアー」(井門さん)に参加するには予約と別途料金が必要。ツアーは子どもも参加できる。(1)午前9時~午後4時(8月は午後5時まで)(2)30分(3)1000円(4)JR盛岡駅からバスで2時間20分(5)0194・22・3863
6位 日原鍾乳洞(東京都奥多摩町) 440ポイント
 全長約1300メートルのうち800メートルが公開され「途中の水琴窟の音色に癒やされる」(清水究吾さん)。渋滞がひどいので訪れる際はバスの利用を。(電)0428・83・2099
7位 あぶくま洞(福島県田村市) 370ポイント★
 国内の鍾乳洞で初めて舞台演出用の照明を導入したという。鍾乳洞の中でも「有数の美しさ」(水島さん)で地底ファンタジーを満喫。(電)0247・78・2125
8位 入水鍾乳洞(福島県田村市) 240ポイント★
 洞内はA、B、Cと3コースあり、B、Cは水流沿いに膝まで冷水につかって歩くなど「本格的な探検気分が味わえる」(野池さん)。(電)0247・78・3393
9位 滝観洞(岩手県住田町) 230ポイント
 大理石の中に広がる。洞窟の奥にある落差29メートルの滝は洞窟内のものとしては日本一。「水量が多く迫力満点」(千葉さん)(電)0192・48・2756
10位 千仏鍾乳洞(北九州市) 210ポイント★
 入り口から480メートル以降は小川の中を歩く。入り口の大小30の鍾乳石がある大偉観は見もので「軽装で行けるのに本格的」(染谷さん)。(電)093・451・0368

 表の見方 数字は選者の評価を点数にした。鍾乳洞の名称、カッコ内は所在地。(1)入洞受付時間(2)見学時間の目安(3)大人1人の料金(4)アクセス(5)問い合わせ先電話番号。写真は各施設提供。

 ★マークは腹ばいで進んだり暗闇を体験したりする冒険・探検コースがあるところ

いざ、白昼の暗闇世界へ

鍾乳洞は雨や地下水が石灰岩を浸食してつくりだした空間だ。長い時をかけて成長しており、その多くはいまも成長を続けている。ランキングの鍾乳洞はいずれも整備された観光洞で家族連れで楽しめる場所だが、最近は水につかったり、壁をはしごを使ってのぼるような探検ツアーを用意するところも増えている。

ガイドが同行するツアーは事前の予約が必要で多くは有料。服や靴、ヘルメットやライトなどはレンタル品が用意されている。水にぬれることが多いので、着替えは用意した方がよさそうだ。

「洞窟内では自分の手さえ見えない真の暗闇が体験できる」(水島明夫さん)。自然の造形に驚きながら、地上では味わえない貴重な経験を楽しみたい。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 初心者が楽しめる全国の鍾乳洞を取材で39カ所選び、そのリストを基に専門家がお薦めを順位付けして選択。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)

 雨宮健一(KNT-CTホールディングス国内旅行部)▽井門隆夫(井門観光研究所所長)▽隈部元英(昭文社「まっぷる」編集部)▽清水究吾(日本旅行西日本営業本部)▽染谷孝(佐賀大学教授)▽千葉伸幸(「ケイビング・ジャーナル」編集委員長)▽津田令子(トラベルキャスター)▽野池耕平(日本洞窟学会測量記録委員)▽中尾隆之(旅行作家)▽水島明夫(洞穴科学調査会)▽吉田勝次(洞窟探検家)

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