iPhoneのカメラなら、撮りたいものにピントをあわせて画面をタップすると、黄色い枠が表示される。その枠の隣にある太陽のマークを上にスライドさせると明るく、下にスライドさせると暗くできる。「機種によってさまざまだが、アンドロイドでもこのような露出機能は大抵備えている」(鈴木さん)

いい写真が撮れたら多くの人に見てほしい、という気持ちになるだろう。さまざまなSNSの中でもインスタグラムは写真を中心とした投稿で人気だ。自己流で写真を撮るだけでなく、いろいろな人の写真を見てそれをまねるのもいい練習になる。

料理インスタグラマーとして11万人を超えるフォロワーがいるnao_cafe_さんは、料理の見た目やスタイリングにこだわって撮影している。「器やテーブルクロスはできるだけ白でまとめ、そこに緑のハーブや赤いイチゴ、ベリーなどをアクセントに添えると映える写真になる」。色が多すぎると画面がうるさくなるので「料理を引き立てるよう花やグリーン、フルーツを効果的に使う」。

撮影した写真はすぐにアップせず、確認することも大切だ。加工や補正機能を使う人も多い。nao_cafe_さんもインスタグラムの色補正機能を使っている。「器などの白をきれいに見せたいときは青みを少し強くするといい。ただ、写真を見直すと色を鮮やかにする『彩度』を過度に上げがち。不自然な写真になるので注意して」

ただ撮るだけではなかなか「いいね!」がつく写真にはならない。ポイントを押さえ、日常のひとコマが切り取れるような「写真の達人」を目指そう。

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構図決めに「グリッド」活用

写真を撮るときはただシャッターを押すのではなく、まず構図を考えよう。人と差がつく写真を撮るには「3分割法」を意識するといい。写真の縦横をそれぞれ3分割し、その交わる点に被写体を合わせる構図のことだ。被写体を真ん中に入れる「日の丸構図」は平凡な写真になりやすい。

最近のスマートフォンには「グリッド」機能があり、簡単にこの3分割法を表示できる=写真。iPhoneなら「設定」→「カメラ」で「グリッド」をオンにすると、画面に3分割の線が表示されるようになる。

(ライター 藍原 育子)

[NIKKEIプラス1 2021年7月24日付]