シンチャオは浅草や神戸市などにも出店。6月には札幌市にも店を開き、夢だったチェーン展開が現実になった。高田馬場は日本語を学ぶ留学生の街から、留学生が夢を実現する場にもなっている。

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「馬場」の地名 由来は?

早稲田通りに面し、朱色の鳥居が目を引く穴八幡宮

高田馬場という名の由来は、江戸時代に馬術の訓練のための幕府の馬場があったことによる。8代将軍徳川吉宗が世継ぎの疱瘡(ほうそう)(天然痘)平癒のために穴八幡宮に奉納した流鏑馬(やぶさめ)が起源という、新宿区の指定無形民俗文化財「高田馬場流鏑馬」も例年スポーツの日に都立戸山公園で催される。

戦前戦後にかけては「早稲田通りは生活必需品が何でもそろう商店街で、学生向けの下宿、実業家などの邸宅、文化人や地主の家が多かった」と話すのは高田馬場で生まれ育った池田秀勝さん(73)。1935年代の地図を見せてもらうと旧陸軍の射撃場などもあった。戦後も国民党の弾圧から逃れてきた一部の台湾の人々を除き「外国人はみなかった」という。

(高橋里奈)

[NIKKEIプラス1 2021年7月17日付]