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大迫力にワクワク 恐竜を楽しめる施設、ベスト10

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NIKKEI STYLE

恐竜や古代の貝、哺乳類などの化石は子どもだけでなく大人も未知の世界にいざなう。夏休みには特別展も目白押しだ。そこで旅行に組み込んで家族で楽しめるお薦めの施設を聞いた。

1位 国立科学博物館(東京都台東区) 960ポイント
★★★ 

収蔵400万点 哺乳類まで幅広く

 1877年に創立され、400万点を超える収蔵品を保管する国立唯一の総合科学博物館。日本で初めて本物の恐竜の全身骨格標本を展示した施設で、ティラノサウルス=写真=やその捕食対象とされるトリケラトプスのほか、ステゴサウルス、アパトサウルスなどが居並び、首長竜のフタバスズキリュウの化石標本が泳ぐように宙を舞う。
 哺乳類の化石や剥製展示、江戸時代以降の科学技術や日本の多様な生き物の紹介もあり幅広い。「何度行っても何か発見がある」(馬場健司さん)、「全く違う動物が、進化に伴い体型が似てくる収れん進化の面白さがよくわかる」(えるしまさくさん)
 直径約13メートルのドーム内部が全てスクリーンの「シアター36○(さん・ろく・まる)」は迫力の映像だ。「好きな人は1日では足りず、詳しくない人も楽しめる」(茂呂真理さん)。JR上野駅徒歩5分。施設が一部改修のため恐竜の現在の展示は8月末まで。7月7、14日は休館(1)620円(無料)(2)「太古の哺乳類展」(7月12日~10月5日、○)(3)03・5777・8600
2位 北九州市立いのちのたび博物館(北九州市) 690ポイント
★★ 

西日本で最大級 太古の世界再現

自然史、考古、歴史博物館が合体し、西日本最大級の総合博物館として2002年に開館。地球の形成から時系列で展示するコーナーには奥行き100メートルの空間にジュラ紀後期(1億6100万~1億4500万年前)に生息したという全長35メートルのセイスモサウルス=写真=などの骨格標本がずらりと並ぶ。「建物の設計を最大限に生かし迫力がある」(松田壮一郎さん)
 ジュラ紀に続く白亜紀の北部九州を再現した360度体感型のジオラマでは、福岡県で発見されたワキノサトウリュウなどの恐竜ロボットが動き、嵐や火山の噴火といった自然現象も照明や音響と共に再現、見る者を太古の世界に誘う。ニシン科のディプロミスタスなどの「魚類化石もお見逃しなく」(土屋健さん)。常設展のQRコードをスマートフォンなどで読み込むと解説を持ち歩ける。7月5、6日は休館。JRスペースワールド駅から徒歩5分。(1)500円(200円)(2)「THEモンスター展」(7月19日~9月23日、○)(3)093・681・1011
3位 福井県立恐竜博物館(福井県勝山市) 580ポイント
★★★★ 

まるで実物大図鑑 発掘体験も

勝山市内全域を指定した「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」にある自然史博物館。40体以上の恐竜の全身骨格標本や復元ジオラマ、専門的な解説で「実物大の恐竜図鑑」をうたう。「圧倒的な規模で大人も子どもも1日では足りないくらい楽しめる」(荒木一成さん)
 7月19日から「野外恐竜博物館」がオープン(11月9日まで)。市内のフクイラプトルやフクイサウルスなどの恐竜化石が発掘された現場=写真=で恐竜の足跡化石を見たり、研究員と一緒に化石を探したりと研究員気分が味わえる。「世界屈指の博物館。化石採集体験で魅力はさらに増す」(ジェンキンズ・ロバートさん)。専用バスで博物館と現場を往復する形式で予約と別途料金(大人1200円、小学生600円)が必要。植物などの化石の一部は持ち帰れることもある。7月9日は休館。JR越前大野駅から車で約20分。公園の一部で、園内には食事処や遊具もある。(1)720円(260円)(2)「スペイン奇跡の恐竜たち」(7月11日~10月13日、○)(3)0779・88・0001
4位 群馬県立自然史博物館(群馬県冨岡市) 570ポイント
★★★ 

「恐竜人間」の模型

「草食恐竜カマラサウルスの実物骨格標本が見もの」(中川久雄さん)なほか、恐竜が絶滅せず進化したら誕生したかもしれない恐竜人間「ディノサウロイド」の模型がある。強化ガラス製の床下には再現された発掘現場が広がり「怖くて歩けない人も」(吉村浩子さん)。7月7、14、22、28日は休館。上信電鉄上州富岡駅から車で10分。世界遺産登録が決まった富岡製糸場も近い。(1)7月11日まで510円(無料)、7月12日~8月31日は720円(無料)(2)なし(3)0274・60・1200
5位 ミュージアムパーク茨城県自然博物館(茨城県坂東市) 360ポイント
★★ 

動植物解説 ガイドツアー

広大な緑地に建ち、入り口を入るとすぐに世界最大のマンモスである松花江(しょうかこう)マンモスがお出迎え。続いて体長25メートル超の草食恐竜ヌオエロサウルス、巨大なメタセコイアが立ち並ぶ。野外施設では季節の動植物や岩石を解説するガイドツアーがあり、自然観察設備や遊具などもある。「手軽に野鳥観察や化石探しが楽しめる」(吉村さん)。毎週月曜日(祝日の場合は翌日)休館。(1)7月11日まで530円(100円)、7月12日~11月24日は740円(140円)(2)なし(3)0297・38・2000
6位 御船町恐竜博物館(熊本県御船町)
★★★ 4月の新築移転後にできた骨格標本「恐竜進化大行進」が見もの。(1)500円(200円)(電)096・282・4051
7位 神奈川県立生命の星・地球博物館(神奈川県小田原市)
★★ 「一級品の標本が地球史の世界に誘う」(ジェンキンズさん)(1)520円(無料)(電)0465・21・1515
8位 いわき市アンモナイトセンター(福島県いわき市)
★★★★ 地層を建物で覆っており、野外では有料で発掘体験もできる。(1)250円(100円)(電)0246・82・4561
9位 天草市立御所浦白亜紀資料館(熊本県天草市)
★★★ ジオパークの一角で、島全体に恐竜や化石のポイントがある。(1)200円(100円)(電)0969・67・2325
10位 豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市)
★★★ 豊橋総合動植物公園内にあり、入園すれば4施設を1日中楽しめる。(1)600円(100円)(電)0532・41・4747

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。★は恐竜や古生物の化石に詳しい「マニア」向けのお薦め度で最高評価は★5つ。博物館や施設名、カッコ内は所在地。(1)今夏の大人1人の常設展示入館料、カッコ内は小学生料金(2)恐竜や化石に関する夏の特別展示(日程、○印は有料の場合)(3)問い合わせ先。

大迫力 大人も魅了

日本では1978年以来、岩手県のほか、福井、熊本など18道県で恐竜の化石が発掘されている。3位の福井県立恐竜博物館など発掘現場近くにある施設では研究者のような発掘体験もできる。

恐竜や古代生物は子どもに大人気だが、大人にも新たな知見を得る楽しみがあふれている。研究が進み、かつての常識が覆されているためだ。例えば昔ははちゅう類を思わせる皮膚だった恐竜のモデルは、2012年に大型肉食恐竜でも羽毛が確認されてからは羽毛付きで復元されるようになった。博物館は世界的に進む研究成果を映す。

恐竜や化石に詳しい「マニア」向けのお薦め度も聞いたところ、ランクには漏れたが足寄動物化石博物館(北海道足寄町)や三笠市立博物館(北海道三笠市)などが高評価を得た。泊まりがけで観光と合わせるなどして地球の成り立ちに思いをはせてはいかがだろう。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 全国の恐竜や古生物の化石を展示する博物館など約40館を選出。詳しい編集者などを中心にした専門家に家族で楽しめる博物館を最多で10館選び、順位付けと恐竜に詳しい人向けのお薦め度を5段階で評価してもらい編集部が集計した。(敬称略、五十音順)

 荒木一成(恐竜造形作家)▽宇都宮聡(ドラゴンハンター)▽えるしまさく(イラストレーター)▽ジェンキンズ・ロバート(金沢大学理工研究域自然システム学系助教)▽土屋健(オフィス ジオパレオント代表)▽徳川広和(パレオアーティスト)▽中川久雄(パレオサイエンス社長)▽馬場健司(古生物学会会員)▽平山廉(早稲田大学国際教養学部教授)▽松田壮一郎(科学雑誌Newton編集部員)▽茂呂真理(昭文社まっぷる編集部)▽吉村浩子(恐竜倶楽部)

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