検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

片付けどこから 使う頻度別で収納、捨てる判断ラクに

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

「仕事は整理できるが、自宅の荷物は散らかっている」という方は、意外と多いのではないだろうか。パソコン内のデータ整理と、部屋の荷物の片付けには、大きな違いがひとつある。

それは「アーカイブ」の発想が定着しているかどうかだ。アーカイブは書類や電子データの整理に使う言葉。「すぐに使う予定はないが消したくないデータを、専用の保存領域に移し、保管すること」を意味する。例えばメールの受信トレーを整理したいとき。メール自体は削除せず、重要度・緊急度の低いものをアーカイブフォルダに移す。日ごろ見えないが、必要に応じて取り出すことができる。

かたや部屋の片付けは、荷物を手にした瞬間「残す・捨てる」の二者択一を迫られる。捨てれば後戻りできないが、何も捨てなければ部屋は容量オーバーだ。「仕分け」「捨てる」を同時にやろうとするため、片付けはストレスフルで挫折しやすくなる。

推奨したいのは、荷物についても「まずはアーカイブする」「機会を改めて、捨てる」の2段階に分ける方法だ。「やっぱりあの服は捨てたくない」と思い直したらクローゼットに戻すことができるため、精神的にかなりラクだ。

データを整理するように、部屋の荷物をフォルダ分けしてみよう。まず机周り、次にクローゼットなど、範囲を決めて順番に取り組む。

使用頻度別に「日次」「週次」「月次」「年次」の4つのフォルダ(領域)を用意する。持ち物を全部外に出し、フォルダに1つずつ振り分けていこう。ポイントは主観を一切交えず、客観的に分類することだ。「将来使いたい」ではなく、直近でいつ、それを触ったかを思い出しながら分類する。「きょう触ったもの」は「日次」、「今週触ったもの」は「週次」に。

 捨てるかどうかの判断は後回しだ。どのフォルダにも属さなかったものは「愛着がある・ない」で大別しておく。

フォルダ分けが済んだら、収納場所を定めていく。使用頻度が高いフォルダから優先して定位置を決めよう。よく使うものほど手が届きやすい位置に置くのが鉄則。この位置を「ハンディーゾーン」と呼び、毎日使うものはここに。「月次」より使用頻度が低いものは箱に詰めて押し入れにしまう。厳密なカテゴリー分けは不要。細かいものはジッパー付き保存袋に入れ、まとめて箱に押し込んでしまってOK。何を入れたか忘れないよう写真を撮っておこう。

収納場所を決める過程で、「捨てたくないが、部屋に収まりきらない」ものが出てくる。そこで活用してほしいのが「シェア」の思考だ。パソコンのデータ容量が満杯になったとき、オンラインストレージサービスを利用したり、職場の共有フォルダに移し替えたりするような感覚だ。

コレクションが趣味だったり、親から受け継いだ思い出の品があったりと、「ものとの縁」は簡単には切れない。自宅に仕事道具を置かなければならない人もいるし、集合住宅では十分な収納がない場合も多い。「狭いから、捨てなくては」と思い詰めてしまうと、ものへの愛着が強いほど、片付けがおっくうに感じられてしまう。「使用頻度は低いが捨てたくはない」ものは、シェアリングを活用して適切に配置していこう。

愛着があるものは無理に手放す必要はない。コレクションが趣味なら、こだわりのないカテゴリーのものを思い切って減らし、スペースを確保しよう。例えばバッグはレンタルに切り替える、などだ。それでも入り切らない場合は、外部収納サービスを利用するのも手だ。筆者は季節外の衣服と布団を預け、クローゼットの空いたスペースに本や電子機器を収納している。

「どう分類してよいのか」と戸惑ってしまったものは、まとめて1つの箱に入れ「アーカイブ」と書いておこう。日付を大きく記載するのがおすすめだ。判断は保留し、半年後に出して扱いを決める。

職場の書類整理と同様、部屋の荷物もフォルダ内を定期的に点検しよう。いま頻繁に手に取る本と、半年後に読みたい本は同一ではない。洋服はもちろん、本棚や書類ケースも季節の衣替えが大切だ。毎週末に30分、フォルダ分けとアーカイブを繰り返すことで、必要なものが必要な場所にある、筋肉質な部屋を維持することができるだろう。

◇  ◇  ◇

愛着なければフリマアプリで

「高価なのでもったいないが、愛着はそこまでない」というものなら、インターネットのフリマアプリにとりあえず出品してみるのも手だ。筆者は最近、社会人1年目で買ったゴルフクラブ一式を、フリマアプリ「メルカリ」に出品した。出品からものの5分で落札され、購入時の価格の半分近くが返ってくる形で手放すことができた。

「いつか使うかもしれない」ものでも、レンタルや中古品で簡単に手に入るご時世だ。特別な愛着のないものは、売るか、人に譲って、スペースを節約しよう。

(整理収納アドバイザー 米田 まりな)

[NIKKEIプラス1 2021年6月26日付]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_