検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

お薦めのミュージアムグッズが買える 東西10施設

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

梅雨で外出しにくい時期でも気軽に出かけられる美術館や博物館。そのミュージアムショップで最近、ユニークな商品が次々と生まれている。美術館に詳しい専門家にお薦めの店を選んでもらったところ、国内外から多数の旅行客が訪れる立地の強みが発揮され東日本の上位は東京勢が独占した。

<東日本>

1位 国立新美術館(東京都港区) 670ポイント

おしゃれな衣類やおもしろ雑貨

 「スーベニアフロムトーキョー」には洗練された衣服や思わず頬がゆるむ雑貨などがあふれる。特定の所蔵品を持たない国立新美術館のショップらしく、自由な発想が光る。デザイナーの玉木新雌(にいめ)さんのショール(写真、6480~1万2960円)は兵庫県に伝わる織機を活用した柔らかな風合い。「のり巻きタオル」(648~864円)や「豆腐一丁 ふせん」(508~616円)は遊び心がいっぱいだ。
 今年2月に地上1階の入り口付近にも売り場を新設。「『東京の土産物』として、今の暮らしに使える豊富な品々でライフスタイルの提案がある」(川島蓉子さん)(1)午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで)(2)火曜日※(3)不要(4)03・6812・9933(直)
2位 東京国立博物館(東京都台東区) 640ポイント

はにわグッズ満載

 ショップは館内3カ所にあり、約4500種にのぼる「日本美術などの書籍がジャンル別に並び、初心者でも美術に親しめる」(青野尚子さん)ほか、所蔵品を巧みに活用した商品が人気。代表例の1つがはにわグッズ(写真、ソックス432円)。「本館ショップは開放的で明るい」(高橋信裕さん)(1)午前9時30分~午後5時(2)月曜日※、年末年始(3)本館と東洋館は620円(入館料)、正門プラザは不要(4)03・3822・0088(事)
3位 国立科学博物館(東京都台東区) 350ポイント

展示と連動、知育グッズ

 科学分野を中心に「知育グッズでいっぱい。展示と連動した商品も多い」(森井ユカさん)店は子どもも楽しめる。毎月第2、4の土曜日には工作教室も。「子どもも大人も琴線に触れる1品に出合える」(中村剛士さん)(1)午前9時30分~午後5時(金曜日は午後8時まで)(2)月曜日※、年末年始(3)620円(入館料、高校生まで無料)(4)03・5814・6757(直)
4位 東京都江戸東京博物館(東京都墨田区) 270ポイント

職人手作りの団扇

 店は館内の1、5階にあり、「古地図などに関連した商品が充実」(勅使河原純さん)。所蔵のうちわ絵を原図とした職人手作りの江戸団扇(うちわ=写真、各3240円)などがある。(電)03・3626・9974(代)
5位 原美術館(東京都品川区) 265ポイント

現代作家のエプロン

 「ザ・ミュージアムショップ」の1品は現代美術作家「束芋(たばいも)」の帆布のエプロン(写真、3020円)。「高品質で飽きない」(児島やよいさん)(電)03・3445・0651(代)

<西日本>

1位 金沢21世紀美術館(金沢市) 300ポイント

ブローチ風のポケット

 現代美術を収蔵した円形総ガラス張りの美術館は2004年に開館。その時に1店舗あり、09年に新しく「ショップ2」も設けて現在は館内に2カ所となった。同館の収蔵品と同じく斬新で目新しい雑貨類が豊富。服やバッグに簡単に着脱できるポケット「MY POCKET(マイポケット)」(写真、1728円)は秋元雄史館長が昨年企画し、外部企業と制作したもの。
 立地もあり、「伝統工芸などの企業とコラボしたグッズもあり、地元に根差した活動が好ましい」(馬場典子さん)との評価も。(1)午前10時~午後6時30分(金、土曜日は午後8時30分まで)(2)月曜日※、年末年始(3)不要(4)076・236・6072(直)
2位 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市) 230ポイント

猫Tシャツ

 JR丸亀駅から徒歩1分のところにあり、同市ゆかりの画家、猪熊弦一郎氏の作品を収める。「人々の身近なところに美しく、愉(たの)しいものを」という同氏の思いから、所蔵作品を題材にした商品は約200種にのぼる。5月発売の「いのくまネコTシャツ」(写真、3240円)など「猪熊氏のデザイン性がうまく商品に生かされている」(高橋綾子さん)(1)午前10時~午後6時(2)年末(3)不要(4)0877・24・7755(代)
3位 国立民族学博物館(大阪府吹田市) 180ポイント
「みんぱくミュージアム・ショップ」は「博物館で世界旅行を楽しみ、土産を買う気分」(後小路雅弘さん)。「アレブリヘ」(写真、6480円)はメキシコの空想上の生物の木彫り。(1)午前10~午後5時(2)水曜日※、年末年始(3)不要(4)06・6876・3112(直)
4位 九州国立博物館(福岡県太宰府市) 175ポイント
「最近のヒットは所蔵する戦国時代の医学書『針聞書(はりききがき)』に登場する『かんしゃく』などの想像上の虫のキャラクター商品(写真、540円)」(福島佳代子さん)で、いずれも少し不気味でかわいらしい。(電)092・918・8818(直)
5位 愛知県美術館(名古屋市) 100ポイント
所蔵する展示品を題材に地元企業などと連携し、商品を開発。館の看板作品であるグスタフ・クリムトの「人生は戦いなり(黄金の騎士)」に着想したレトルトカレー(写真、500円)は地元ホテルとの合作で力強い味。(電)052・955・5506(事)

 表の見方 数字は選者の評価を点数換算、美術館・博物館名。カッコ内は所在地。店名無記載の場合は「ミュージアムショップ」。東1~3位以外の写真は各施設提供(1)営業時間(2)主な休日、※祝日の場合は翌平日休み((1)(2)は季節、展示替えに伴う休館などで変更有り)(3)大人1人の入店に必要な料金など(4)(直)は店直通(代)は館代表(事)は運営事務局などの電話番号。東西4、5位は(1)~(3)省略。東4位の5階店舗と東5位は入館料必要

雑貨店感覚で巡ってみよう

戦前から簡易な販売活動が始まり、1960~70年代に美術館が全国的に増えて常設店を構える動きが広がった。作品を活用した独創的な商品の開発がさかんになったのは90年代後半ごろ。国や地方が財政難から美術館などにも運営の効率化を求め始めた時期とちょうど重なる。

最近はショップに寄るだけなら入館料不要という施設も増えた。展示を観賞して商品を手に取るのもよいが、雑貨店巡りの感覚で手軽にアートやサイエンスに親しみ、個性的な商品を探してみるのもまた楽しい。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 全国の美術・博物館などのミュージアムショップを対象に楽しさや商品の独自性、展示との調和の観点から原則5つ以上、専門家が順位付けして選んだ。紹介商品は専門家の推薦と各店の自薦で勘案。選者は以下の通り(敬称略、原則五十音順)

 青野尚子(ライター)▽後小路雅弘(九州大学大学院教授)▽大月ヒロ子(ミュージアム・エデュケーション・プランナー)▽川島蓉子(ifs未来研究所所長)▽児島やよい(キュレーター、ライター)▽高橋綾子(名古屋芸術大学准教授)▽高橋信裕(常磐大学教授)▽勅使河原純(美術評論家)▽中村剛士(美術ブログ「青い日記帳」主宰)▽馬場典子(ぴあMOOK「日本の美術館ベスト250完全案内」編集長)▽福島佳代子(ウェブマガジン「artscape」編集部)▽村井良子(ミュージアム・コンサルタント)▽森井ユカ(雑貨コレクター、デザイナー)▽山下治子(ミュージアム専門誌「ミュゼ」編集長)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_