小島さん「面接のオンライン化などコロナ下で就活も様変わりしているみたいね」

合同の企業説明会は対面とオンラインの併用で開かれています。選考の面接は1次・2次はオンラインで最終面接は対面で、という企業が多いようです。最後はやはり人物を見極めたいという思いがあります。面接のオンライン化は地方の学生にはメリットが大きく、今後も活用が続く可能性があります。

また、対面での就活が難しいため、ネットを駆使する学生が増えています。ツイッターやインスタグラムなどのSNS(交流サイト)で、企業の情報を積極的に収集するデジタル巧者が強みを見せているようです。自らプロフィルを公開して企業からのスカウトを待つ「逆求人サイト」を活用する学生も増えています。

通常の面接は同じ空間を共有しているため、相手の表情や息づかいなどが見えやすい利点があります。一方でオンライン面接ではそれが伝わりづらい面があり、ついつい自分のペースで長く話してしまったり、面接官がたずねている趣旨を理解できないことがあったりします。できるだけ簡潔に話すことを心がければ、理解されやすい受け答えになるでしょう。

ちょっとウンチク

新卒にも「ジョブ型」の波

新卒採用では「成長性」を見込んで選考し、入社後じっくり育てるのが慣例だった。だが企業は最近デジタル人材の中途採用を増やし、即戦力の確保を急いでいる。新卒でも専門性を重視する傾向が強まっていくだろう。

職務内容を明確にして最適な人材を配置する「ジョブ型雇用」は管理職への導入がまだ中心だが、新卒でも一部取り入れる企業が増えていくのではないか。日立製作所やKDDIなど、すでに動き出した企業もある。ジョブ型採用では、ミスマッチを防ぐためにもインターンシップが一段と重要になってくる。(編集委員 半沢二喜)

■今回のニッキィ
松井 奈央子さん 会社員。営業職として勤務する傍ら、採用担当もこなしている。2児の母で、子どもが体操教室に熱心に通う姿を見て「最近は子どもの習い事を増やそうと思っています」。
小島 恵さん 会社員。コロナ禍をきっかけにオンラインでの英会話を母娘で始めて1年。子どもの上達ぶりに驚いている。「娘に負けないよう英語を頑張ろう」と気持ちを新たにしている。

[日本経済新聞夕刊 2021年5月10日付]

「ニッキィの大疑問」は原則月曜掲載です。


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