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最初のころはテントや寝袋を持って行っていた

最初のころはテントや寝袋を持って行っていた

業種や規模はもちろん国境をも軽々と飛び越えて次々に効果的な策を打ち出し、企業を成功に導く。こうした「プロ経営者」と呼ばれる人たちの一人がハロルド・ジョージ・メイ氏だろう。赤字状態だったタカラトミーの社長となるや、わずか数年で最高益へと業績をV字回復させた。そのメイ氏は2018年、新日本プロレスリングの社長に就いて、新たなファンを呼び込んだ(2020年10月に退任)。メイ氏の「仕事人秘録」の第14回では、趣味の手ぶらキャンプの魅力を語ります。

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オンとオフをしっかり切り替えるのがメイ氏流。ストレスをためないための秘訣だ。

一人の働く人間として、自分が他の人よりもうまいと思うのは「ストレスをためない」ことです。私は自然が好きで、キャンプが趣味です。キャンプを楽しんでいる時は完全に仕事のことを忘れます。

日常でも心配事は会社に置いていきます。自宅には基本的に持ち帰りません。仕事の不安を完全に忘れることでストレスフリーになり、また仕事に対するエネルギーをフルにチャージできるのだと思います。

自宅では携帯電話を極力見ないようにしています。もちろん緊急連絡が入るかもしれないので鳴るようにはしていますけど。株価がどうなっているのかなど見に行ってしまうと精神的にオフにできない。人間はリセットしないといけないと思います。

だからキャンプに行き、森や川の自然の豊かさを楽しむのです。ただ私のやり方は一般的なキャンプとはちょっと違います。たぶんキャンプというと、テントや寝袋を持って行くと思われるでしょう。私も最初のころはそうした道具を持って行きました。

しかし、最近はほぼ手ぶらで行き、自分でシェルターをつくります。野宿といっても差し支えありません。森に落ちている枝をかき集めて雨風をしのぐシェルターをつくるのです。つくるだけでも4~5時間ぐらいかかります。

日本の自然はすごく豊かですよ。道から少し山に入っただけで自然は十分に楽しめます。夜は焚き火しながら、酒を飲み、いい意味でぼーっとするのです。そうすると魂が浄化されるように感じて、また月曜日から頑張ろうと思えます。大体1カ月に1、2回は行きますね。

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