日本での働き始めはハイネケン・ジャパン
あくまでも日本で働くことを目標としていたので、今度は日本法人にアプローチする。これが功を奏してハイネケン・ジャパンに採用された。
オランダや米国の本社では私の価値がわからないと思いました。それならば日本の支社に直接かけあえばいいのではと考えたのです。そこで多国籍企業の日本支社に連絡を取ることにしました。日本法人の反応はどこもよかったです。
本社で却下されたという話をすると「本社はわかってない」という反応でした。今から思えば本社が個々の支社の細かい問題点を把握しているとは確かに思えませんが、当時はそこまで想像できませんでした。
コンタクト先の1つがハイネケンの日本支社であるハイネケン・ジャパンです。連絡してみると「君のような人をずっと探していた」と本社と真逆の反応でした。とにかく積極的で、「すぐ来てくれ。航空券も送るから」となりました。
日本に行って面接を受けると即採用です。初日からエキスパート扱いでした。普通ではちょっと考えられませんよね。
[日経産業新聞 2019年8月6日付]
※「仕事人秘録セレクション」は金曜更新です。