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女子会で乾杯! スパークリング日本酒ベスト10

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NIKKEI STYLE

見た目におしゃれで、口当たりのよい日本酒として発泡(スパークリング)日本酒の人気が高まっている。食前酒に、また和洋中どんな料理にも合わせやすいのが特徴。そこで歓送会や歓迎会などが多いこの季節、女性同士が集まる女子会にぴったりな一品を酒に詳しい女性専門家らに選んでもらった。

1位 FLOWER SNOW(西田酒造店、青森市) 376ポイント
 

自然な甘さ、のど越しもよく

 青森の銘酒「特別純米酒 田酒」をつくる酒蔵の一品。口に含むと、最初は「酸味が勝る感じ」(上田紀子さん)がするが、続けて純米酒らしいコクがあり「米をかむ時のような自然な甘さを感じる」(葉石かおりさん)。開栓すると勢いよく白い沈殿部分が浮き上がり、瓶内で泡雪のように細かいおりが舞うにごり酒。青森県産の酒造りに適した米「華吹雪」に八甲田山系の地下水と自社の酵母を加えて熟成させた。
 「キリッとしてキレもよく、食中酒にお薦め」(渡辺ひと美さん)だ。にごり部分を酒の重量比で2~3割にとどめているため、のど越しもよい。
 ボトルのラベルなど外観はワインを思わせる。「コストパフォーマンスも非常によく、日本酒好きにお薦め」(福島美名子さん)。2月中旬から5000本を限定生産しており、主に東北、関東の酒販店に出荷している。(1)16度(2)720ミリリットル(1350円)(3)017・788・0007
2位 梵 プレミアムスパークリング(加藤吉平商店、福井県鯖江市) 304ポイント

瓶内二次発酵、10カ月ねかせ出荷

 「華やかな感じはシャンパンにも負けない。食前にいいのでは」(入江亮子さん)という存在感のある純米大吟醸酒。酒造りに適した米「山田錦」の中でも最上とされる兵庫県のある地域で収穫されたものを20%まで磨いてつくった。8割を削ってしまうぜいたくさだが、精米歩合を50%、35%と試していき、味を確かめた結果たどり着いたという。酵母も自社で開発した。
 日本酒はできたてを出荷するが、これは生きた酵母ごと瓶詰めして瓶内で発酵させ、さらに10カ月以上マイナス8度の氷温熟成庫でねかせてから出荷する。
 「酸味と甘みのバランスが良く、女性が長話をしながら飲んでも飲み飽きない」(上田さん)、「酒の味もしっかり感じられ、チーズなどとも相性がよい」(長谷川愛さん)(1)16度(2)375ミリリットル(3675円)、750ミリリットル(7350円)(3)0778・51・1507
3位 獺祭スパークリング50(旭酒造、山口県岩国市) 264ポイント

デザートとも相性抜群

 人気の「獺祭(だっさい)」ブランドのにごり酒は「キリッとした飲み口の中に残る米の甘さのバランスが絶妙。寿司にも合う」(星野恭子さん)。山田錦を50%まで精米して造る純米大吟醸酒を瓶内二次発酵させたにごり酒。炭酸ガスは比較的強めで、瓶を振ったり、冷やし方が足りなかったりすると、開栓した途端にほとんどが噴きこぼれてしまう恐れがあるので注意したい。保管や飲むのに適した温度はセ氏2~5度。「白濁しながらもしっかり泡が立つためキレイ」(渡辺さん)だ。
 計画出荷をしており、1カ月程度待つこともある。「日本酒初心者でも、食前、食中、食後を通じても楽しめ、フルーツやグラタンなどとも相性が良い」(友田さん)(1)15度(2)360ミリリットル(892円)720ミリリットル(1785円)(3)0827・86・0120
4位 発泡純米酒 ねね(酒井酒造、山口県岩国市) 252ポイント

洋ナシのような風味

 アルコール度数は5%で、「甘めだが非常にクリアでキレがよく、洋ナシのような味わい」(葉石さん)だ。山口県産の米「日本晴」を70%に磨いてつくった純米酒を瓶内で二次発酵させる。「普段、日本酒を飲まない女性も楽しめる。デザートがわりにフルーツチーズとともに」(長谷川さん)(1)5度(2)300ミリリットル(735円)(3)0827・21・2177
5位 MIZUBASHO PURE(永井酒造、群馬県川湯村) 248ポイント

さしみやチーズと合わせて

 まるでシャンパンのような泡立ちと透明度。兵庫県産の米「山田錦」と武尊山の地下水を使う。仏シャンパーニュ地方を訪ね、伝統的な瓶内二次発酵の技術を日本酒でも実現させた。「本格的な辛口。さしみなど生もののほか、チーズや味噌など発酵系食品とも絶妙」(長谷川さん)(1)13度(2)360ミリリットル(2625円)、720ミリリットル(4725円)(3)0278・52・2311
6位 八海山 発泡にごり酒(八海醸造、新潟県南魚沼市) 212ポイント

キリッとした味わい

 「八海山」ブランドのにごり酒は「キリッとした味わい」(高橋直美さん)。酒造りに適した米「五百万石」と、八海山のこだわりの水を使っている。炭酸ガスを加え、飲み口のすっきり感をより強く打ち出した。「かすかにサイダーのような香りがして飲みやすい」(入江さん)(1)14.5度(2)360ミリリットル(982円)、720ミリリットル(1733円)(3)025・775・3866
7位 月の桂 吃驚仰天(増田徳兵衛商店、京都市) 204ポイント

度数低め、初心者向け

 「日本酒らしさを保ちつつ、アルコール度数は低めで飲み慣れていない人にもお薦めできる」(福島さん)初心者にも飲みやすい一品。明るい青色が印象的な瓶の底に沈んだ粉雪のような細かなおりが映える。「ヤギの乳で作るシェーブルチーズやモッツァレラチーズとの組み合わせが最高」(友田さん)(1)8度(2)180ミリリットル(441円)(3)0120・333・632
8位 発泡清酒 ラシャンテ(鈴木酒造店、秋田県大仙市) 200ポイント
 比較的強い発泡性があり、もち米の系統をひく米「あきたこまち」を使っているため独特の甘みも感じられる。温度の調整をきめ細かくできる発酵タンクを開発した。コーラ飲料のようなすっきり感を目指し、炭酸ガスを充填。「さわやかな余韻が楽しめる。鳥をデザインしたボトルが女子に受けそう。お土産に」(星野さん)(1)8度(2)280ミリリットル(500円)(3)0187・56・2121
9位 奥の松 純米大吟醸スパークリング(奥の松酒造、福島県二本松市) 196ポイント
 「甘めで乾杯にもお薦め」(伊藤さん)で飲みやすい。50%まで精米した食米の「めんこいな」に、さわやかな酸味を生む特徴のある酵母を使った。瓶内二次発酵の期間を調整し、酵母を活性化させ「しっかりとした泡」(上田さん)を出せるようにした。「米の味を感じられキレもよく、食中酒としてもすっきり飲める」(渡辺さん)(1)11度(2)290ミリリットル(588円)(3)0243・22・2153
10位 本生にごり酒 スパークリング大自然(宮島酒店、長野県伊那市) 168ポイント
 純米吟醸生原酒を瓶内二次発酵させた。「米の味が強く、甘みと酸味バランスが良い。味噌ベースの鍋に合わせたい」(星野さん)。米は信州伊那谷で、使う農薬を抑えて栽培したもの。白く沈んだおりは多めでにごり酒の中では発泡性も強い。「凍る直前のマイナス10度ぐらいまで冷やしておくと噴きこぼれない」(宮島敏社長)(1)17.5度(2)300ミリリットル(662円)、720ミリリットル(1523円)(3)0265・78・3008

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。商品名と酒造会社名、本社所在地。(1)アルコール度数(2)内容量(6日現在のメーカーが示す消費税込み価格)(3)メーカー連絡先

見た目オシャレ、女子会に最適

発泡日本酒は炭酸ガスを含んでおり、口にすると舌に刺激を感じる。白くにごったものやシャンパンを思わせる透明度と泡立ちのあるものまで、種類はさまざま。アルコール度数は通常の日本酒の約3分の1の5%程度のものもある。

冷やして飲むのが基本。その歴史は戦前に遡るといわれ、日本では20年ほど前に酒造各社が参入し始めた。今では100を超える銘柄が登場してきているという。

製法によって2種類ある。酒を生きた酵母ごと瓶詰めし、その中でさらに発酵させる「瓶内二次発酵」と、酵母の働きをとめて瓶詰めし炭酸ガスを充填したもの。前者は米の味わいが、後者はすっきりした飲み口が特徴だ。

開栓するときはよく冷やし、キャップの場合は緩めては締める動作を何度も繰り返し徐々に開ける。コルクの場合は布で開け口を包みつつ、そっと引き抜く。飲みきれなかった場合は「きちんと栓をしておけば数日なら発泡性も残る。泡が抜けても日本酒としてうまみは残る」(友田晶子さん)。出荷量が少ないものも多いのでご注意を。

  ◇  ◇  ◇  

 調査の方法 日本酒きき酒師やソムリエなどとして活躍する酒飲料に詳しい女性の専門家11人に女子会に向く発泡性日本酒を推薦してもらい、楽天市場の売れ筋も加味して31種を選んだ。専門家に試飲した上で、味わいや香り、ボトルなどのデザイン性、値ごろ感などからお薦めを順位を付けて10品ずつ選んでもらった。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)

 伊藤麻衣(真一門女将)▽入江亮子(温石会主宰)▽上田紀子(ANAビジネスソリューション研修業務チーム主席部員)▽高橋直美(パレスホテル東京バーテンダー)▽寺沢敦子(京王プラザホテルスーパーバイザー)▽友田晶子(トータル飲料コンサルタント)▽葉石かおり(酒ジャーナリスト)▽長谷川愛(そごう・西武商品部食品部バイヤー)▽福島美名子(新宿高島屋和洋酒売り場担当)▽星野恭子(日本航空客室乗務員)▽渡辺ひと美(酒料理研究家)

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