消防隊を優先し、学生時代は酒を控えた
大学院時代にもボランティアに参加した。
日本には米国のようなボランティアがありませんが、できればぜひ参加したいですね。日本の消防大学校と消防学校で特別講師をしたこともあります。「消防の国際化」いうテーマで、そこでもボランティア制度の必要性を訴えました。
大学時代だけでなく、その後にニューヨークの大学院に通ったときも消防のボランティアに参加しました。免許は持っていたので、自宅マンションの近くの消防署に行って即日入隊しました。
大学生活との両立は大変でしたが、バックネル大は田舎にあり、ほかにやることがあまりありません。インターネットもない時代で、勉強には集中しやすい環境でした。ほかの学生は息抜きによくお酒を飲みに出かけていましたが、私は消防隊の活動のためにほとんど飲みませんでした。
[日経産業新聞 2019年8月5日付]
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