専門家イチオシ 桜満開で乗って楽しい列車・船15

<船から>

1位 隅田川ライン(東京都) 850ポイント
■スカイツリーと相性抜群 隅田川沿いの桜を「陸地の喧噪(けんそう)から逃れ、ゆったり楽しめる」(中脇浩さん)遊覧船。「桜と東京スカイツリーとの相性は抜群。下町の花見を味わえる」(相田佳愛さん)
花見シーズンは昼間の定期便のほか、振袖姿の女性が同乗する夜桜船も運航し「江戸の船遊びを感じられる」(庄司さん)。(1)浅草(東京メトロ浅草駅から徒歩3分)(2)約60分(夜桜船約45分)(3)760円(夜桜船1200円)(4)3月21日~4月13日(5)東京都観光汽船


2位 北上川観光遊覧船(岩手県北上市) 820ポイント
■300匹のこいのぼり 弘前(青森県)、角館(秋田県)と並ぶ「みちのく三大桜名所」で北上川沿いの約1万本の桜並木が美しい。シーズン中は川を横断する形で300匹のこいのぼりが空を泳ぐ。渡し船や観光馬車も。(1)北上市立公園「展勝地入り江」(2)20分(3)1000円(4)4月15日~5月6日(北上展勝地さくらまつり期間中)(5)北上観光コンベンション協会


3位 柳川川下り(福岡県柳川市) 660ポイント
水郷の街、柳川名物の「どんこ舟」で「船頭さんの舟歌を聴きゆったり桜を堪能できる」(雨宮さん)。4月3日まで柳川雛祭りを開催。(1)西鉄柳川駅から徒歩5~10分に5カ所(2)30分~1時間(3)1500円(4)年中無休(5)水郷柳川観光など


4位 海津大崎桜花見船(滋賀県彦根市) 570ポイント
琵琶湖岸に4キロほど続く桜並木が美しい。「湖面と桜のコントラストは見事」(白木さん)(1)彦根港(JR米原駅から車で約12分)(2)彦根港発は海津大崎滞在含め2時間45分(3)往復3090円(4)4月1~20日(5)琵琶湖観光船オーミマリン


5位 大川さくらクルーズ(大阪市) 500ポイント
6社共同運航で多いときは5分間隔で出航し、大川沿いの桜と大阪城を眺められる。(1)八軒家浜(地下鉄天満橋駅出てすぐ)(2)約25分(3)1200円(4)3月22日~造幣局「桜の通り抜け」最終日(5)大阪シティクルーズ推進協議会


表の見方 数字は選者の評価を点数に換算。鉄道編は鉄道名、花見のお薦めの区間・駅名とその所在地域。(1)運行会社(2)花見向け臨時列車の予定。船編は(1)主な乗り場(2)乗船時間(3)大人1人の税込み乗船料(2月20日時点)(4)運航期間(5)運航会社・団体。写真は鉄道編の1、4位、船編の1、2位は運行・運航会社や団体の提供。鉄道編2、3、5位は地元観光協会の提供。

見どころ事前に確認を

鉄道では東北本線や中央本線といった地域の大動脈に加え、いすみ鉄道や樽見鉄道などのローカル線も名を連ねた。ローカル鉄道はシーズンに臨時列車を仕立てたり、祭りなどのイベントを開くところが多い。

列車に乗る際は「花見スポットの位置を頭に入れておこう」と話すのは、桜に関する著書のあるピート小林さん。せっかくの桜もよそ見をしているとあっという間に見どころを外してしまう。駅を出発して何分後に進行方向の左右どちら側を見るか、など事前確認しておくのは基本だ。

船は、咲き誇る桜のトンネルをくぐるような眺めが魅力。東京や大阪、京都などでは市街地のそばを通る航路があり、いつもと違う街の顔を楽しめる。

日本気象協会によれば今年のソメイヨシノの開花予想は東京都が3月29日ごろで大阪府が27日ごろ。目当ての地の開花予想をまずは調べよう。

 ◇  ◇  ◇  

調査の方法 専門家から推薦のあった全国の有名な花見鉄道・船から、景観や鉄道・船の雰囲気の良さなどの観点で順位をつけてもらった。

選者は次の通り(敬称略、五十音順)

相田佳愛(はとバス広報室)▽雨宮健一(近畿日本ツーリスト国内旅行部)▽猪井貴志(マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ)▽宇田川敦史(楽天トラベル編成・マーケティング部)▽草町義和(鉄道ライター)▽櫻井寛(鉄道フォトジャーナリスト)▽JTB鉄旅ガールズ(鉄道好き女子グループ)▽庄司貴行(立教大学観光研究所所長)▽白木信彦(「まっぷる」編集部)▽中脇浩(「にっぽん全国たのしい船旅」編集部)▽ピート小林(写真家・コピーライター)▽森岡順子(日本観光振興協会)▽山田祐子(井門観光研究所)

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