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ブームの予感(日経MJ)

大人の入店お断り 洋菓子店は子供の遊び場 兵庫県のパティシエが開業

2014/1/12

12月7日、兵庫県三田市の人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」が、子どものためのお店「未来製作所」を開いた。入店できるのは小学校6年生以下の子どものみ。初日は150人の子どもが訪れ、現在もにぎわいが続いている。子どもがとりこになる店とはどんな店なのか。残念ながら年齢制限に引っかかり記者も入店できないため、店から出てきた子どもたちに聞いてみた。
子どもしか店内に入ることができない未来製作所(兵庫県三田市)

「大人進入禁止」――。こう書かれた表示板のある高さ105センチ、幅60センチの扉が未来製作所の入り口だ。大人は腰を落としてかがまなくては入れない小さな入り口に、子どもたちが次々に吸い込まれていく。付き添いの親たちは入り口手前の待合室で子どもの帰りを待つ。記者が分かっていることは「1個150円で、ここでしか買えないお菓子が買える」ということだけ。一体どんなお菓子が買えるのだろうか。

「ふわふわのお菓子がいっぱいあった」。出来たてのお菓子を手に店から出てきたのは、谷川周くん(7)と理沙ちゃん(5)兄弟。買ってきたケーキをお母さんにうれしそうに見せて、早速一口ほおばった。次に出てきたのは、なんと2歳の金田鮎季くん。持って出てきたパンケーキは顔ほどの大きさだ。店から出てくる子どもたちは、皆お菓子を大事そうに抱えて満足げだ。

入口の手前には「大人進入禁止」の表示(兵庫県三田市)

「おーかーねー」。京都市から来た篠原理紗ちゃん(5)は手ぶらで一度店内に入ったものの、すぐ飛び出してきてお父さんに小銭をせがむ。「お願いお願い。3つあるから全部欲しいの」。理紗ちゃんによると、パンみたいなおやつと、ふわふわのケーキと、小さい丸いのがあるという。未来製作所では3種類のお菓子を売っているようだ。

品数は少ないにもかかわらず、一度店内に入った子どもたちはなかなか出てこない。中には1時間以上を店内で費やす子も。店内はそんなに楽しいのだろうか。

谷川周くん、理沙ちゃん兄弟に「中はどんなだった?」と記者が尋ねると、「クリーム」と理沙ちゃん。お母さんが慌てて「お菓子の中身じゃなくて、お店の中のことよ」と苦笑い。すると、お兄ちゃんの周くんが「ゲームがあって、当たるとシールがもらえる」と教えてくれた。買い物だけでなく、子どもが楽しめる遊びもちりばめられているようだ。

「鉄板があってパチパチやってたのと、ロボットもいた」と教えてくれたのは、大津市から来た森田航貴くん(8)と妹の真帆ちゃん(4)。「ゲーム?」「鉄板?」「ロボット?」――。子どもたちは一生懸命説明してくれるものの、聞けば聞くほど記者の頭のなかは「?」で埋め尽くされる。航貴くんにデジカメを渡し、店内の様子を撮影してきてもらった

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