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登場人物を演じる9人の声優が実際のライブでも歌って踊る(C)2013 プロジェクトラブライブ!

登場人物を演じる9人の声優が実際のライブでも歌って踊る(C)2013 プロジェクトラブライブ!

市場規模が膨らんだ「アニメソング(アニソン)」ビジネスの立役者の一人がバンダイナムコアーツの井上俊次副社長です。1970年代にロックバンド「レイジー」で一世を風靡しました。井上氏の「仕事人秘録」の第19回では、アニソンライブが支持を広げていった時期を振り返ります。

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2010年、アニメと音楽を融合させた「ラブライブ!」シリーズが始動した。9人の女子高生がアイドル活動に励む物語で、出演声優がアニメ同様に歌って踊るライブは東京ドームも満員にする人気だ。

最初にプロジェクトを聞いたのは、アニメ制作のサンライズの平山理志プロデューサーからです。人気のアイドルとアニメ、ゲームの要素を1つにまとめる。そしてアニメのミュージックビデオをCDと一緒に展開するアイデアでした。「機動戦士ガンダム」シリーズなどを手掛けるサンライズが、萌(も)え系が得意なランティスと組むところに面白さを感じました。

ただ、当初はCDを発売しても売れるのは1000枚くらい。それでも関係者は情熱を注ぎ、会社側もいい意味で野放しでした。そこで誰かがひらめいたんです。「キャストにアニメと同じダンスを踊ってもらうのはどうか」。横浜ブリッツでライブを開くとこれが魅力的で。楽曲だけは作りだめしていたから、ライブを開くのには困りませんでした。横浜でのライブを経て、キャストがアニメとシンクロして歌って踊るというライブのスタイルが定着していきました。

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