お土産にいかが　ゆるキャラスイーツ・ベスト10

帰省や旅行の土産にご当地キャラクターを使った菓子はいかがだろう。自治体が町おこし策として期待し、熊本県の「くまモン」などの人気キャラクターや関連商品もたくさん生まれた。地元産の原料を使うなど郷土色豊かでおいしい菓子を専門家に選んでもらった。

　表の見方　数字は専門家の評価を点数にした。商品名、キャラクターの所属する自治体名。(1)1個の価格（税込み）(2)製造日からの賞味期限(3)製造・販売元名とその連絡先（記事中のリンクは掲載時のものです）。キャラクター紹介。

■関連商品、経済効果大きく

キャラクターが全国的な人気を博せば観光誘致につながる。「くまモン」は昨年度の関連商品の売上高が約293億円にのぼった。菓子では包装の片隅にたたずんでいたり、菓子自体にかたどられたりするキャラクターに会える。地元産の材料に老舗店が工夫を凝らしたものも多く、土産にうってつけだ。

「キャラクターが人気になれば地元をアピールしやすく、来年以降もブームは続きそう」（関西学院大学教授の奥野卓司さん）。見て楽しく、食べておいしい菓子がどんどん増えそうだ。

　　◇　　◇　　◇　　

　調査の方法　全国の主なご当地キャラクターについて、それぞれの問い合わせ先自治体に、キャラクターを使った菓子を参考品として挙げてもらった。取り寄せのしやすさなどで編集部が商品を選別、30の商品に候補を絞った。専門家11人が試食し、味やご当地らしさなどで評価し順位を付けた。選者は以下の通り。（敬称略）

　太田美代（和菓子雑誌編集者）▽神谷亜紀子（成城石井営業本部）▽神谷千佳代（「スイートネットワーク」代表）▽木田マリ（フードコーディネーター）▽chico（スイーツライター）▽平岩理緒（「幸せのケーキ共和国」主宰）▽松井剛（エース商品事業部東日本バイヤー）▽三宅清（菓子・パン情報サイト「パナデリア」代表）▽村山らむね（通販評論家）▽山本諭（菓子ジャーナリスト）▽吉岡久夫（フードアナリスト）