コロナで売れ筋どう変わる 感動や共感、キーワードに

――私たちのライフスタイルも変わりますか。

つい最近まで「人生100年」や「老後2千万円問題」といったキーワードに代表されるように、長期の生活設計が求められました。ところが有名人がコロナに感染して亡くなったことで、恐怖心が強まりました。特に同世代のシニアにはこたえたようです。そうした意識変化を背景に、「元気なうちに人生を楽しみたい」と考える人が増えても不思議ではありません。一度に高額な商品やサービスを購入する刹那的な消費行動も考えられます。コロナ禍を契機に、死生観や人生観が変化しつつあるように思えます。

そうした意識で支出をするからには、明確な理由付けができるモノやサービスへの関心が高まるでしょう。具体的には刺激、感動、希少性などの面で付加価値が高く、その価値を共有、共感できるものです。ウィズコロナ時代には新たなマーケティングが求められています。

ちょっとウンチク

マスク、今や普段着に

「マスクはやらない。それ以外で新型コロナに対して貢献したい」。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は春にマスクの商品化を否定しましたが、2カ月半後、一転販売に乗り出しました。

背景には生活ニーズに即し、進化する服を指す「ライフウエア」と定義する同社の戦略があります。シンプルで洗練された普段着という考え方です。コロナ禍でマスクは病人や医療関係者が使うだけのものではなく、日常生活に溶け込んだ普段着になったのです。

「コロナによって生活感が変わった」とも語る柳井氏。マスクは医療品から衣料品に変わりました。(編集委員 田中陽)

■今回のニッキィ
新井 陽子さん 節目となる年齢が近づいたこともあり、新しいことへの挑戦を心がけている。大学の経済分野のゼミに参加し始めた。「今度は健康維持のため筋トレを始めようと考えています」
金子 理奈さん 5年ほど前から乗馬を楽しんでいる。自治体の乗馬教室から始め、今は1~2カ月に1度、乗馬クラブを訪ねる。「疲れていると馬が心配してくれるようで、とても癒やされます」

[日本経済新聞夕刊 2020年8月24日付]

「ニッキィの大疑問」は原則月曜掲載です。


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