「売れてるビジネス書」最新ランキングオフィス街の人気書店から

最近のビジネス書・売れ筋ランキングをまとめて紹介します。今回は青山ブックセンター本店(10月12~18日)八重洲ブックセンター本店(10月4~10日)リブロ汐留シオサイト店(9月1~30日)紀伊国屋書店大手町ビル店(9月21~27日)三省堂書店有楽町店(9月14~20日)の5店舗です。

青山ブックセンター本店

(1)独学大全読書猿著(ダイヤモンド社)
(2)Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔アイリス チュウ、鄭仲嵐著(文芸春秋)
(3)世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方八木仁平著(KADOKAWA)
(4)感性思考佐々木康裕著(SBクリエイティブ)
(5)アフターデジタル2 UXと自由藤井保文著(日経BP)

(青山ブックセンター本店、2020年10月12~18日)

1位が今回紹介した『独学大全』。2位には、台湾のデジタル担当相、オードリー・タン氏の人物像解明を試みた台湾人ジャーナリストの本が入った。こちらは2週連続の2位で、ITの異才への高い関心がうかがえる。

3~5位には息の長い売れ筋が並んだ。3位は自分探しから抜け出す方法を説いた本。5月の発売だ。4位の本は4月刊で、アート的な感覚とビジネスを同時に学べる米デザイン系大学院のプログラムのエッセンスを紹介する。5位は本欄でも「アフターデジタルに続編 日本企業が見落とす視点提示」の記事で紹介した7月刊の本だ。

八重洲ブックセンター本店

(1)僕が湘南に小さなクリニックを開業し、20年で「101院、年間来院者数230万人」の医療グループに拡大できた理由相川佳之著(幻冬舎)
(2)12のタイプから人の強みが一瞬でわかる「魔法のスイッチ」マツダミヒロ著(きずな出版)
(3)Joy at Work近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン著(河出書房新社)
(4)「会社四季報」業界地図 2021年版東洋経済新報社編(東洋経済新報社)
(5)DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールビル・パーキンス著(ダイヤモンド社)

(八重洲ブックセンター本店、2020年10月4~10日)

1位の本は、湘南美容クリニック(SBC)グループを築き上げた医師が自らの歩みを語る。2位は、魔法使いに例えて自分や相手の強みを知る本だ。3位は「こんまり」として知られる著者が「人生がときめく片づけの魔法」を仕事に生かすメソッドを語った話題の本だ。4位は業界研究のムック。今回紹介した「死ぬまでに金をすべて使い切る」生き方を提唱した本は5位だった。

リブロ汐留シオサイト店

(1)ネットで稼ぐ全技術上田祐輝著(きずな出版)
(2)「会社四季報」業界地図 2021年版東洋経済新報社編(東洋経済新報社)
(3)新橋パラダイス村岡俊也著(文芸春秋)
(4)アフターデジタル2 UXと自由藤井保文著(日経BP)
(4)日経業界地図 2021年版日本経済新聞社編(日本経済新聞出版)
(4)トイレ休憩で株してたら月収50万円になった件林僚著(ぱる出版)

(リブロ汐留シオサイト店、2020年9月1~30日)

今回紹介したネットビジネス指南書が堂々の1位だ。2位の業界研究ムックの2倍以上の冊数が売れた。3位は、新橋のランドマーク、新橋駅前ビルとニュー新橋ビルの探訪記。そのディープな素顔をルポする。地元を題材にしたルポやノンフィクションは、この書店でよく売れ筋に躍り出る。同数の4位に3冊。アフターデジタル時代の企業変革を説いた本、業界研究ムックに加えて、自己資金50万円からトレードを開始し、資産を1年で6倍にしたサラリーマンによる株式投資の指南書が入った。この本も副業、副収入というキーワードから売れ筋になったようだ。

紀伊国屋書店大手町ビル店

(1)証券会社がなくなる日浪川攻著(講談社現代新書)
(2)捨てられる銀行4 消えた銀行員 地域金融変革運動体橋本卓典著(講談社現代新書)
(3)人新世の「資本論」斎藤幸平著(集英社新書)
(4)絶対に挫折しない日本史古市憲寿著(新潮新書)
(4)感染症の日本史磯田道史著(文春新書)

(紀伊国屋書店大手町ビル店、2020年9月21~27日)

今回は新書のランキングを取り上げる。紹介した証券業界の最前線リポートが堂々の1位だ。2位も同じく講談社現代新書で、こちらは銀行がテーマ。『捨てられる銀行』シリーズの第4弾で、コロナ後の地域金融を実際の銀行員の動きと金融庁の方針から考えていく。3位は経済思想の研究者が環境危機の時代を乗り越える解決策を考察する。4位は、テレビなどでおなじみの若手社会学者が書いた日本史の入門書。5位には、『武士の家計簿』で著名な歴史学者が平安期の史書や江戸の随筆、100年前のスペイン風邪流行当時の政治家や文豪の日記などから、感染症と対峙してきた日本人の知恵を探る本が入った。

三省堂書店有楽町店

(1)サクッとわかるビジネス教養 地政学奥山真司監修(新星出版社)
(2)世界一楽しい決算書の読み方大手町のランダムウォーカー著(KADOKAWA)
(3)一発で相手がシビレる英語英語表現研究会著(トランスワールドジャパン)
(4)「会社四季報」業界地図 2021年版東洋経済新報社編(東洋経済新報社)
(5)本当の自由を手に入れる お金の大学両@リベ大学長著(朝日新聞出版)

(三省堂書店有楽町店、2020年9月14~20日)

1位は、地政学をテーマにしたビジネス教養書。イラストをふんだんに盛り込んで国際情勢を解説する内容で、著者は防衛省の幹部候補生にも地政学を教えている国際地政学研究所の上席研究員だ。2位が今回紹介した決算書の入門書。3位の本は、ネーティブをうならせるような気の利いた英語表現やフレーズを集めて紹介している。4位は定番の企業研究ムックの最新版。5位には、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うというお金に関する5つの行動に関するノウハウを伝授する本が入った。

(水柿武志)

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