米エバーノート創業者で元CEOのフィル・リービン氏が、ビデオ会議の新サービスを公表した。Zoomと連携して、ニュースキャスターのような効果的なプレゼンテーションを可能にする。まさにニューノーマル(新常態)に対応するためのプロダクトを絶妙のタイミングで投入したリービン氏が単独インタビューに応じた。
米オールタートルズ(All Turtles)CEO(最高経営責任者)兼共同創業者、米ンーフー(mmhmm)CEO
なぜ、今会社を興し、新たなビデオ会議を可能にする「mmhmm」を作ったのか。Zoomでは足りないと考えているのか。
ビデオでのコミュニケーションをよりシンプルかつ簡単に、より楽しくしたい。そう考えた。プレゼンターがドキュメントを背景に現れたり、複数の人とプレゼンしたり他の人と共同作業をしたりするといったことを実現したい。
と言うのも、今Zoomをはじめとしてさまざまなビデオ会議サービスがあり私も使っているが、退屈で疲れてしまう。Zoomに悪いところがあると言っているのではない。ただ画面上で人が(Zoomなどで一般的な、参加者を表示する)「黒い小さな箱」に入っているだけでいいのか。米国のメディアの記事で「Zoom疲れ」というのもあった。なので、ビデオを利用してプレゼンテーションするためにもっと適切な方法がこの世に必要だと考えた。
なぜ、mmhmm(ンーフー)という社名やサービス名称にしたのか?
実は日本の禅の哲学に触発された面がある。「mmhmm(ンーフー)」は会話の中で自然と出てくる言葉だ。あえて言おうとするよりも、意図しなくても考えなくても自然と出てくる。
開発を始めたのはこの5月
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