腕時計の奥深さはメカニカルな部分だけではありません。ケースや文字盤のデザイン、歴史上の人物との関わりなど、秘められた物語が盛りだくさん。知れば知るほど面白さにハマるはず。某新聞社の記者と編集長の凸凹コンビが、めくるめく世界にご案内します。


同じ回で、ルパン自身は1970年製のYEMAのクロノグラフをしています。その後もいろいろな時計が出てくるけれど、マニアもうなるラインアップです。

車だって、すごいのよ!銭形警部が「カリオストロの城」で乗るのは日産ブルーバード410型だし!

まぁまぁおふたりとも落ち着いて。マスター、ドラマはどうですか?

ドラマの場合は映画と同じで俳優や役との組み合わせで注目を集めることが多い。以前はキムタクがした時計がよくプレミア化してたよね。ロレックスのエクスプローラーIとか。

「踊る大捜査線」で織田裕二扮する青島刑事がしたハミルトンのカーキ フィールドなんかも「青島モデル」ということで人気になった。

1948年に創業したフランスの時計ブランド。いち早くスポーツウオッチを展開した。
フレデリック・コンスタント1988年に創業したスイスの時計ブランド。ムーブメントをちら見せする「ハートビート」が人気。2016年にはシチズン時計が買収した。
相棒の時計水谷豊さん演じる主役・杉下右京は、ジラール・ペルゴやグランドセイコーなど多彩な時計をつけて登場する。クラシックなデザインがお好みの様子。

ワカマツ編集長
時計、ファッション、車好きな某新聞社編集長。思索の場は喫茶「コグマ」。

安土さん
喫茶「コグマ」マスターで、実は元時計技師。映画好きの親分肌。

川辺さん
編集部きっての時計情報通。おしゃれで仕事もできるオトコを目指す。
監修:安藤夏樹(プレコグ・スタヂオ) イラスト:中村恵利加
《腕時計 基礎講座2020》
【第1回】「何もない文字盤」 挑発する時計の正体
【第2回】腕時計の「正装」ドレスウオッチを知る
【第3回】キャラを演じる腕時計 スタローンに似合うブランドは
新編集長がやって来た! 「時計講座、再起動します」
《2019年の腕時計 基礎講座》
【第1回】機械式かクオーツか、それが問題だ
【第2回】ああ、愛しきクロノグラフ
【第3回】たかがカレンダー、されどカレンダー
【第4回】ワールドタイム、世界は私を中心にまわっている
【第5回】薄いのがお好き? 厚いのがお好き?
【第6回】洒落者の腕元を飾る○□△

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