オンライン会議で失敗しない作法 マナーのプロが指南

2020/5/22

ポイント3. 目線は画面に真っすぐに

白目は相手に不信感を抱かせ、手を高く振り上げると幼稚にみえるのでNG

「目は『心の鏡』といわれ、自分の内面があらわれやすく、相手からの信頼感を得るかどうかの大事なパート」とのこと。「白目を相手に見せることは不信感につながるので、目を上下や左右にキョロキョロと動かさず、真っすぐに画面を見ている」ことがポイントとなる。

「画面越しであっても黒目がきちんと相手に見えていると、相手は安心し、話しが円滑に進みやすい」

とはいえ、オンライン会議では集中力が長続きせず、せいぜい15分くらいが限界だという話もある。そのため、どうしても横を向きたいときには「目だけで横を見るのではなく、体ごと横を向くように」とアドバイスする。

ポイント4. 脇をしめ、手の動きは胸下で

上半身しか映らない画面での会話だと、声だけでは不安で、手ぶりで相手に伝えたいと思う人もいるだろう。しかも、いつもよりも大きな動きで。ただ、「手を高く振り上げると幼稚にみえる」とのこと。

「脇をしめて、胸から下の位置で手を動かすようにすると、大人のプレゼンテーションになります」

画面越しのアピールには、手を使うことに加えて「イヤリングやブローチといった、ワンポイントでいいのでアクセサリーなど、上半身や顔周りが華やかになるものをつけておくと、より効果的」だそうだ。

ポイント5. 肌には艶と立体感を

筆者の最初のオンライン会議での感想は「モニターに映る自分の姿が、なんだか冴えない感じ」だった。それもそのはず(?)照明の暗さや、2次元であるためにフラットに映ることもあって「モニター越しだと5歳は老けて見える」と住友さん。

オンライン会議時のメーキャップのポイントは、肌に艶と立体感を作ること。自宅でファンデーションを塗らない生活をしていても「おでこや眉毛の下、目尻、鼻先、顎下といった、骨が出ている高い部分にハイライトを入れるだけでもしてほしい」。

また、髪の毛で顔を覆うと、画面上で暗い印象になるため、サイドを耳にかけたり、後ろで束ねたりするなど、すっきりと見えるように工夫する。

番外編 オンライン飲み会でのテクニック

オンライン飲み会では、グラスを顔に近づけるときれいにみえる「キラキラの法則」を使おう

会議だけでなく、飲み会もオンラインで行われることが普通になりつつある、今日このごろ。フランクな場でのテクニックについても住友さんに聞いたところ、「グラスを顔の近くに持ってくると、ガラスの輝きが顔に反映し、きれいにみえる」のだという。名付けて「キラキラの法則」。

また、明るい色の口紅をつけたりトップスを着たりすると、色のパワーで華やかな印象になる。

なお、住友さんが実際にオンライン飲み会を行った際に「ダラダラと飲んでいるだけでは、盛り上がらなかった」との経験から「たとえば『最近、買った一番高いものは何?』といった、たわいのないことでいいので、何かしらのテーマがあったほうが、互いにコミュニケーションがとりやすい」そうだ。

ぜひ、お試しあれ!

住友淑恵
マナー研究家、マナーサロン主宰。日本女子大学在学中からマナー評論家でハクビ総合学院名誉学長もつとめた酒井美意子さん(故人)の直弟子で民間団体「マナー文化協会」代表理事だった石井洋子さん(同)に師事し和洋正統マナーを学ぶ。現在は、中学生と小学生の男児を育てながら、サロンでのレッスンや企業研修、女優への振る舞い指導などで活躍する。公式サイトhttp://sumitomo-yoshie.com

(編集委員 木村恭子)

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