オンライン会議で失敗しない作法 マナーのプロが指南

2020/5/22
在宅ワークでオンライン会議が増えている(写真はイメージ=PIXTA)
在宅ワークでオンライン会議が増えている(写真はイメージ=PIXTA)

新型コロナウイルス対策で発令された緊急事態宣言が39県で解除されても、テレワークは引き続き推奨され、オンライン会議をする機会が日常化することは確実だ。新しい仕事のスタイルでのコミュニケーションのテクニックを、マナーのプロにレクチャーしてもらった。

「オンライン会議のコミュニケーションはかなり高度です。会って話すほうがずっと楽」と、マナー研究家の住友淑恵さんは、コロナ問題が起きる前から自身のレッスンをオンラインでも行ってきた経験から話す。表情がわかりづらかったり、会話の間(ま)がとりづらかったりすることで、予期せぬ誤解も起きかねない。

「マナーは相手への気遣いであり、自分自身を大切にすることでもある」と語る住友さんは「初対面の人との画面越しの会議であっても、『また会いたい』と思ってもらえることをゴールに考えるといい」とアドバイスする。心構えとしては「自分がテレビキャスターになったような気分で、人に見られている意識でのぞむ」ことをすすめる。

ポイント1. 画面に映る自分の姿を事前にチェック

ノートパソコンの下に本などを置き、目線が下がらないようにする

パソコン画面では「左右にずれるほど太く見える」ため、自分の顔が画面の中央に入るように意識して、会議が始まる15分前からスタンバイする。

特にノートパソコンの場合は目線が下にいき「二重顎になりがち」なため、パソコンの下に本などを置き、目線が画面とまっすぐになるよう調整する。

「自分の映った姿を事前にチェックすることで、自信をもって会議にのぞめることが円滑なコミュニケーションのための第一歩」と住友さん。女優らへの振る舞い指導をしているなかで「成功している人は必ず自分がきれいに見えるよう、あらかじめ確認している」姿を垣間見ての心強い助言だ。

ポイント2. 語尾ははっきり、間は3秒

いよいよ会議がスタート。パソコンのマイク越しでの会話で、伝えたいことを明確に伝えるには、まずは語尾をはっきりとするように気をつけよう。「語尾が消えてしまうと、自信がなさそうにみえる」こともビジネスでは要注意だ。

さらに、話す際にタイムラグが生じることが多いオンライン会議では、間の取り方が、普段の会話よりも大事になる。「対面で話すときよりも多めの3秒くらい間をとると、会話がスムーズになり、落ち着いた雰囲気で品格もでる」そうだ。

上半身しか映らないオンライン会議では口元も見られがちだ。話を聞いている最中にぽかんと口を開けると「だらしない印象になる」とのことで、「他人の話を聞いているときはもとより、自分が話すときには、一言ごとにキュッと口を閉じるよう心がけましょう」。

注目記事