削り方・シロップにこだわり

埜庵

一部の店は氷にもこだわり、天然氷を使う。氷池に石清水を引き込み、約2週間かけて15センチメートルほどの厚みになるまで凍らせたもので、切り出しておがくずに包み、氷室などで夏まで保存する。天然氷の蔵元はランキングに入った阿左美冷蔵(埼玉県皆野町)や松月氷室(栃木県日光市)など5軒のみという。

氷の削り方次第で、口当たりや食感が変わるため、各店が削り器の刃の角度を変えるなど工夫を凝らす。シロップも氷にあわせた自家製が多く、定番のイチゴのほか、桃やスイカ、ブドウなど旬の生の果実を使い、夏らしい味を豊富にそろえている。

登泉堂

この時期は2時間待ちも覚悟という店もある。並ぶ時は近隣に迷惑をかけないようにマナーを守り、熱中症には気をつけよう。一年中かき氷を出す店も増えており、夏を外して訪れるのも一つの方法だ。


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調査の方法 スイーツの専門家やかき氷の愛好家など全国でかき氷を多く食べている専門家10人にお薦めの店をあげてもらった。2人以上の推薦があった店を東西に分け、候補リストを作成。かき氷の完成度、コストパフォーマンス、店内の雰囲気の3点を評価軸に順位を付けてもらい、総合評価を点数にした。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)

青柳喬(昭文社まっぷる編集部「まっぷる夏遊び」担当)▽あやの(「トーキョーウジキントキ」主宰)▽あやめ(かき氷愛好家)▽門上武司(フードコラムニスト)▽神谷千佳代(スイートネットワーク代表)▽小池隆介(かき氷コレクション実行委員会代表)▽斎藤愛(スイーツライター)▽chico(スイーツライター)▽平岩理緒(「幸せのケーキ共和国」主宰)▽山本諭(菓子ジャーナリスト)

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