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くらし&ハウス
シニアの道具箱

2013/6/13

シニアの道具箱

同じ展示会に参考出品したホンダのガスパワー発電機「エネポEU9iGB」(ボディーに花のデザインをあしらっている以外はサイズ、仕様は市販モデルと同じ)

家で充電できる電動式耕運機、カセットガスの発電機も

家庭菜園用のアマチュア向けミニ耕運機は、農業人口の高齢化で需要が先細っているプロ用農機の低迷を補う新市場として大手農機メーカーが一斉に力を入れている成長商品。ホンダ広報部によると、国内のガーデニング人口は約3000万人と推定され、そのうち耕運機のユーザーとなり得る、3坪以上の庭・畑で楽しんでいる人だけでも約1200万人もいるという。意外なところで、巨大な潜在マーケットが誕生しているらしい。

それだけに市場開拓競争は熱を帯びており、扱いやすい「ガソリン不要」の新モデルも続々と発売されている。これには大きく分けて2つのタイプがあって、1つがカセットコンロ用ボンベを使うタイプ、もう1つが電動式、つまり家庭用コンセントで手軽に充電できるバッテリー駆動タイプだ。

前者にはホンダ製品のほか、三菱農機「エコ・ラテ」シリーズ、クボタ「ニュー菜ビ(なび)カチット」などがある。後者ではヤンマー「QT10e」、井関農機「エレ菜KDC20」をはじめ、クボタ、三菱農機など大手メーカー各社がそれぞれに多彩なモデルをラインアップしている。

ガソリン式を含めてどのタイプを選べばよいかは、使用条件次第。例えば、自宅や別荘などに併設した庭・菜園ならいつでも充電できるので電動式、家から離れた市民農園を借りている場合は電源がないところもあるのでガスボンベ式といった具合に、使用環境や作業内容、庭や畑の広さ、花・作物の種類、さらには自分の体力などが主な判断ポイントになる。

メーカー各社や販売店ではミニ耕運機を実際に操作することができる体験会なども頻繁に開催しているので、関心のある向きにはホームページなどで調べると良いだろう。

ガスボンベを使う“田舎暮らし用品”は、ミニ耕運機以外にもある。ホンダはガスパワー発電機「エネポ EU9iGB」(同10万4790円)を販売している。仕組みはミニ耕運機と同じだが、こちらはボンベを2本装てんするようになっていて、連続運転時間は約2.2時間。発電機本体の下に車輪が付いているので、キャリーバッグ感覚で手軽に持ち運びできるのが売りだ。

キャンプや釣り、長時間の野鳥観察、夜間の天体観測などアウトドアライフに何かと便利に使えそう。もちろん、災害時には非常電源になる。とくに田舎暮らしをする場合は、生活インフラが都会に比べて脆弱な地域が多いため、発電機はいざという場合の必須アイテムとして準備しておくべきだろう。

このほか、カセットガスを燃料に使えるバーベキューセットなども商品化されており、こうしたお手軽レジャー用品は今後もさらに増えていきそうだ。

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