韓国で「一人ご飯」は損 人脈社会を生き抜く鉄則

豊富な人脈を手に入れる「パスポート」とは?

松ちゃん「食堂、教会に加えてもう一つ、人脈づくりに欠かせない場所がありましたね」

ジホ君「大学ですね」

韓国の大学受験熱の高さは、日本のニュースでしばしば伝える「試験に遅れそうな受験生が、警察のバイクやパトカーに乗って試験会場に滑り込むシーン」からも、うかがい知ることができる。

「幼い頃から塾に通い、人生の『勝ち組』=『財閥系企業への就職』を勝ち取るためにソウル大学への入学を目指す」という話は、日本人である我々も何度となく耳にしている。

梶原「そこまで名門大学に執着し、思い詰めるのって、よくわかんないなあ」

ジホ君「名門校に入学すれば、人脈がついてくる。例えばソウル大学卒業生の名簿には、あらゆる業種・業界のトップに君臨する人がズラリと並ぶ。財閥系企業をはじめとする、ビジネスの成功者や著名な研究者、法律家や政治家の同窓生になれる。だから、豊富な人脈は実り多い人生を約束してくれるかもしれないと、必死になる受験生の気持ちも分からないこともありません」

自らを省みれば、一人ご飯は気楽だから大好きで、日曜日は外出を嫌い、ダラダラ家にいるのが大好きで、受験勉強も大嫌いで、そもそも競争は大の苦手な私は、この島国の片隅でのんびり暮らせる幸せにあらためて感謝したくなった。

※「梶原しげるの「しゃべりテク」」は毎月第2、4木曜掲載です。次回は2020年2月13日の予定です。

梶原しげる 1950年生まれ。早稲田大学卒業後、文化放送のアナウンサーに。92年からフリー。司会業を中心に活躍中。東京成徳大学客員教授(心理学修士)。「日本語検定」審議委員。著書に「すべらない敬語」「まずは『ドジな話』をしなさい」など。

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