韓国で「一人ご飯」は損 人脈社会を生き抜く鉄則

韓国で「一人ご飯」が想定外の理由

ジホ君「一膳飯屋を除けば、韓国の食事どころは『一人ご飯』を想定していないんです。先日、日本の雑誌で、一人焼肉が若者に人気という記事を見かけましたが、韓国では難しいと思いました。食事は単に空腹を満たすものというより、ワイワイみんなで話しながら、人脈を広げ、ビジネスを成功させるためのコミュニケーションの場なんです」

韓国での食事の場は思ったより重要らしい。

ジホ君「韓国は、厳しい競争社会と言われますが、その競争を勝ち上がり、ビジネスで成功するには、積極的な人脈づくりが基本。人脈さえあれば、チャンスは後からついてくると豪語するビジネスマンもいるぐらいです。食事の場で自分を上手にアピールできるか、できないか次第で、出世が決まると信じる人が少なくないのです」

梶原「そうか。うかうか『一人ご飯』を楽しんでる場合じゃないってこと?」

松ちゃん「そういうことでしょう。一度食事を一緒にしただけの私のことを、『彼(松ちゃん)は日本の一流企業から派遣された優秀な留学生で、私の大親友なんだ』と触れ回ってくれる人がいました。実際はだいぶ違うんですけど。でもそのおかげで私に興味を持ってくれた人もいたし、その人の人脈づくりにだって、ほんの少しお役に立てたとすればありがたいことです」

ジホ君「食事のほかにも人脈づくリに役立つものがあるんです」

梶原「?」

ジホ君「教会です。韓国を旅すると、至る所で十字架を目にしますよね。教会は信仰の場であると同時に、地域コミュニティーの中心として多種多様な人々が集まる場です。ビジネスパートナーとの出会いを求めて通い詰める人も少なくありません。教会は、人脈を築き、ネットワークを広げ、ビジネスチャンスを手に入れる絶好の場所でもあるんです」

今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら
注目記事
次のページ
豊富な人脈を手に入れる「パスポート」とは?
今こそ始める学び特集
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら