メニュー、展示作品から発想

原美術館「カフェ ダール」の「ガーデンバスケット」

東京の美術館のカフェは著名な建築家や料理人が手掛けたものが増えている。展覧会の美術作品にちなんだメニューなど、町のカフェとは違う味わいが魅力だ。パリのルーブル美術館、ロンドンの大英博物館などにヒントを得たという。

関西を中心に地方でもしゃれたカフェは多くなっている。全国各地で芸術祭などが積極的に開かれるようになり、作品と同時に、地域の特産品を使った料理もいっぺんに楽しみたい観光客らが増えているようだ。

長崎県美術館「カフェ」のスイーツ

「倉庫群だったところを県民の憩いの場にしたい」と誕生した長崎県美術館もその一つ。併設したカフェは一流シェフが腕を振るい、観光客や地元の客らでにぎわう。単なる休憩施設ではなく、今は歓送迎会や結婚パーティーなどに利用する人も増えており、新しい美術館の楽しみ方が広がりつつある。

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調査の方法 全国の美術館やカフェ・レストランに詳しい専門家10人に、メニュー、味、雰囲気に旅情を加味しお薦めを聞いた上でリストを作成、東西日本に分けた。選者は以下の通り。(敬称略、五十音順)

井門隆夫(井門観光研究所代表)▽川口葉子(東京カフェマニア主宰)▽北澤ヒロミ(情報サイト「ぶらり美術館」運営)▽児島やよい(キュレーター、ライター)▽島田昭彦(クリップ代表)▽中村剛士(美術ブログ「青い日記帳」編集)▽福島佳代子(DNPアートコミュニケーションズ)▽山下治子(美術館雑誌「ミュゼ」編集長)▽吉野誠一(アートコレクター)▽米村邦子(カラーズ・ファクトリー代表)