就活、見直しませんか? 理系学生向けに3業種3社“建築 街づくり”テーマにプレミアムセッション

2021年春に卒業する学生の就職活動が本格化しています。企業はインターンシップを開催し、早めに自社の事業内容などを理解してもらおうと懸命です。そんな中、“建築”をキーワードにJR東日本、竹中工務店、野村不動産の3業種・3社が集まったセッションが開催されました。

「皆さんの視野を広げるきっかけにしてほしい。そして、自分の将来の姿を思い描き、自分の‘価値観’を見つめなおしてもらいたい」。野村不動産 人事部 人材開発一課の平松宏基さんが冒頭、静かに席に座っている理系学生たちに熱く語りかけました。

司会を務めた野村不動産人事部の平松宏基さんは「視野を広げるきっかけにしてほしい」と学生らに語りかけた

ここ数年、人手不足ということもあって学生優位の売り手市場が続いています。特に理系学生はもともとの母数が少ないこともあって、志望した企業に入ることができる確率が高くなっています。そうした就職活動を控えた学生たちを前に、「現在の理系の就活ってこれでいいのか?」「学生たちは本当に自分に合った仕事を見つけられているのか?」と訴えかけているようでした。

セッションは2019年10月、東京・新宿にある野村ビルで建築を専攻する理系学生たちを対象に、JR東日本、竹中工務店、野村不動産の3社が開催。「今日は業種の異なる3社が“建築”“街づくり”というキーワードで集まっています。各社の社員の仕事に対する想いを聞き、そんな想いを受け止めてこのイベントを開いたのです」といった趣旨説明がありました。

会社説明、“三社三様”の魅力を披露

次に建築をキーワードに“三社三様”の事業説明が行われました。JR東日本 人財戦略部 人財育成ユニットの石川周平さんからは、同社のグループ経営ビジョン「変革2027」についての話がありました。人口減少やサービスの多様化によって経営環境が変化する中、鉄道を中心とした「輸送サービス」を質的に進化させる、成長余力のある「生活サービス」「IT・Suicaサービス」の収益を拡大させる計画です。

3社の現場社員らが一堂に会し、自らの仕事の醍醐味を紹介した

竹中工務店は東京本店 人事部 能力開発グループの沼田芳斗さんが登壇。同社は創業400年余の歴史を持ちながら、東京タワー、東京ドーム、あべのハルカスなど、これまで誰も建てたことがない建築に挑戦し続けている大手ゼネコンです。ものづくりを川上から川下までトータルコーディネートするのが竹中工務店の仕事であり、「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念の下、建築専業、非上場、設計施工一貫を特徴とし、作品主義を掲げたものづくりを行っていると話しました。

野村不動産の平松さんは、総合デベロッパーとしてビル、ホテル、住宅、商業施設などの開発から、資産運用、再開発事業、東南アジアを中心とした海外事業まで幅広い事業について説明しました。ヒト起点(顧客・コミュニティ)の不動産開発、製造・販売・管理の一貫体制、新領域への挑戦が成長の原動力です。

現場の声、4人が語る仕事のやりがいとは

続いて現場社員による仕事紹介です。仕事のやりがいとして「暮らしに大きく影響する」「街のシンボル」「街と一緒に生きていく」などを挙げたのはJR東日本 東京支社 事業部 首都圏えきまち創造センターの工藤竹弘さんです。JR東日本には「駅づくり」と「街づくり」の2つの建築の仕事があり、ミッションは事業者としてどのような建物を作り、どう運用・管理するかを考え、発注者としてプロジェクトをマネジメントすることだと言います。工藤さんが関わった仕事の中で印象に残っているのは、東京駅中央通路の一体整備における「駅弁屋 祭」をはじめとしたエキナカのエリア整備です。多くの人が行き来する駅の通路で、施工難易度が高い環境でありながら、床から天井に至るまでのデザインや施工方法など全体をマネジメントしたそうです。「デザインを表現するために、床、壁、天井の使用材料や装飾用のモチーフなどのディテールまで、自分で決め、エリアの存在感を際立たせることができ良い仕事ができた」と振り返りました。

竹中工務店の横川美菜子さんは「世界地図から窓枠まで幅広いスケールの仕事をしたい」と考えて同社入社を決めたと説明した

竹中工務店からは東京本店 設計部の横川美菜子さんと東京本店の中西亮介さんが登壇しました。1,275名が在籍する設計部の一員である横川さんは、学生時代に「世界地図から窓枠まで幅広いスケールの仕事をしたい」と考えていたそうです。建築作品集の中でそれを実現していると思った作品を手掛けたのが竹中工務店とのこと。これまでに高校の図書館、糖尿病クリニックなどを手掛けており、その中から昨年竣工した企業記念館の設計について話しました。企業の歴史をたどる展示施設と国内外の顧客をもてなす迎賓館の役割を担う建物で、自然環境豊かな敷地を生かし、庭と建物が一体となった建築を目指したと言います。「照明やサイン、造園、家具など、さまざまな分野のデザイナーさんや作家さんと一緒に作り上げました。社内外をまたいで一つの建築を作り上げる醍醐味を感じた作品です」

これまでにさまざまな地域、業界のプロジェクトに関わってきた中西さんは、建築技術の仕事ついて話しました。建築技術には「工事計画」「施工図」「品質・安全管理」「見積」「調達」「施工管理」「竣工後の維持保全・更新・改修(FM)」などがあります。現在担当している駅前再開発プロジェクトは15年10月から始まり20年3月竣工・引き渡し予定。現場には100人ほどの所員が配置され、建物やフロアなどによって担当が分かれています。作業所では朝のメールチェックから始まり、朝礼、現場巡回、作業員さんとの翌日の打ち合わせ、図面・工事の進捗チェック、工事計画、建築主らとの打ち合わせ、書類作成などの仕事を日々こなします。「関係者の想いを束ねてみんなが満足できる作品を作り上げていくこと」がゼネコンの施工管理の仕事であり、非常にやりがいのある仕事だと締めくくりました。

セッションに駆けつける学生の様子(後ろはJR東日本の石川周平さん、西盛弘一さん)

野村不動産 住宅事業本部 事業推進一部に所属する入社8年目の竹内優さんは約700戸の大規模集合住宅の開発について話しました。15年12月に始まったプロジェクトは、市役所との都市計画変更の協議、近隣住民との合意、小学校の受け入れ、バス利用者への影響、敷地内に取り残された戸建住宅への対応など、あらゆる事業課題をひとつひとつ交渉・解決した話を紹介しました。また課題の解決と同時に、竹内さんは集合住宅で実現したいこともありました。「(敷地内外にある緑との調和を考えた)共用棟の木造化」「これまでにない間取り」「IoTを駆使した先進サービス」の導入です。新しいことに取り組む難しさと形にしていく醍醐味があったとのこと。竹内さんのプロジェクト管理により形となった本プロジェクトは、販売も好調です。

理系就職のヒントが得られた2時間

最後は学生から登壇者への質問の時間に。会場からは「建物を建てる時に敷地を選ぶポイントは?」「今後50年の街づくりをどう考えているか?」「海外で働きたいが、各社の海外事業は?」「同業他社に負けないところは?」など質問が相次ぎました。終了後の会場で見られたのは、学生たちが登壇者を囲んで質問攻めにする輪です。

学生たちからは、「今まで見えていなかったことが見えてきた」といった声が聞こえてきました。インターンシップに参加してグループワークで仕事を疑似体験し、早期選考に乗って内定獲得へ――。そんな就活を思い描いていた学生にとって、原点に立ち返って働くことについて考えた2時間は目から鱗が落ちる思いだったのではないでしょうか。

単に3社が集まって説明するだけでなく、自分の将来をどのように築いていくのかを想像するきっかけとなることが主旨の本セッション。一見同じ「街づくり」にも、実は様々な役割があるようです。業種の異なる3社が集まったことによって、その役割について話を聞くことができました。なかでも学生の心に響いたのは、社員の仕事に対する想い。参加した学生たちはさまざまな“想い”を感じ、自分の価値観に改めて思いをはせたのではないでしょうか。

熱心に耳を傾けた学生らからはイベントの後半、質問が相次いだ

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