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訪ねて楽しい日本酒の蔵元 全国ランキング

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寒い冬場は日本酒の仕込みが盛んで、お酒がおいしい季節だ。全国には1500を超える蔵元があり、見学ができるところも多い。出来たてのお酒を試飲できるほか、レストランや資料館などを備える蔵元もある。訪ねて楽しい日本酒の蔵元を専門家に選んでもらった。

1位 末廣酒造(福島県会津若松市) 590ポイント
仕込みの様子、間近で見る 酒どころ会津の伝統蔵。築100年以上にもなる木造の蔵は、お酒の香りとともに創業時の面影を漂わせる。蔵見学では仕込みの時期に朝早く訪れれば、蒸した米やこうじなどが入ったタンクを棒でかき交ぜる「かいいれ」作業を間近で見られることもある。毎年、予約制でオリジナルの日本酒製造も受け付けている。冬場に蔵に訪れ、酒造りを指揮する杜氏(とうじ)の指導の元、仕込みに挑戦できる。「併設のカフェでは、仕込み水で入れたコーヒーや大吟醸を使ったシフォンケーキを味わえる」(葉石かおりさん)
(1)無料(2)9時~16時半(年末年始休)(3)0242・27・0002(4)JR会津若松駅からバスで「大和町」下車、徒歩1分(5)予約が望ましい
2位 月桂冠大倉記念館(京都市) 550ポイント
12万人が訪れる名所 月桂冠が運営するお酒の博物館。国の近代化遺産にも登録されており、年間約12万人が訪れる伏見有数の観光スポットでもある。京都市の有形民俗文化財に指定された酒造用具類のうち、約400点を常設展示している。お土産として、大人には純米酒のミニボトル、未成年は酒造り絵はがきがつく。「京都駅からもほど近く、観光にも便利。英語のパンフレットもあるので海外の人を連れていっても楽しめる」(芦沢恵さん)、「建物の周りの雰囲気も趣があり、柳並木がとても風流」(木原秀和さん)。
(1)大人300円(2)9時半~16時半(お盆、年末年始休)(3)075・623・2056(4)京阪電車中書島駅から徒歩約5分(5)予約が必要な施設もある
3位 石川酒造(東京都福生市) 260ポイント
イタリア料理と一緒に 「多満(たま)自慢」などで知られる、豊かな多摩の自然に囲まれた蔵元。大きな古い酒蔵の中を見学でき「まるで江戸時代にタイムスリップした気分になる」(友田晶子さん)。試飲コーナーでは生原酒や梅酒など珍しいお酒も味わえる。和食やイタリア料理のレストランもあり「ピザに日本酒を合わせるなど新たな提案が魅力的。料理もおいしく、子ども連れでも楽しめる」(葉石さん)
(1)無料(2)9時~17時(年末年始など休)(3)042・553・0100(4)JR拝島駅からタクシーで約5分(5)要予約
4位 一ノ蔵(宮城県大崎市) 245ポイント
震災乗り越え再開 東日本大震災で被災したが2カ月後に平日の見学を再開。試飲のほか、子ども向けのクイズコーナーもある。「DVDで工程を頭に入れて、ガラス越しに見学できる」(竹林ゆうこさん)、「近くに酒ミュージアム(入館料300円)を併設。レストランもあり、巡れば一ノ蔵が好きになる」(佐野吾郎さん)。
(1)無料(2)平日は9時半~15時、土日祝日は10時~15時(3)0229・55・3322(4)JR松山町駅からタクシーで約10分(5)要予約
5位 沢の鶴資料館(神戸市) 230ポイント
灘の伝統を今に 約300年の歴史を誇る灘(なだ)の蔵元。1978年開館の資料館では古い酒道具を展示していたが、阪神大震災で全壊。99年に再建され、酒を江戸に運んだ樽廻船(たるかいせん)の模型など「灘酒の歴史や昔の酒造道具の展示が充実している」(狩野卓也さん)。
(1)無料(2)10時~16時(水曜日、お盆、年末年始休)(3)078・882・7788(4)阪神電車大石駅から徒歩約10分(5)予約は原則不要
6位 あさ開(盛岡市) 225ポイント
 ■三陸の食材味わう 酒蔵見学では、今では珍しい木おけを使った仕込みを見ることができる。多国籍料理が味わえるレストランには家族連れの来店も多い。「(三陸産の食材がそろった)物産館での買い物が楽しい」(竹林さん)
(1)無料(2)9時~16時(年末年始休)(3)019・624・7200(4)JR盛岡駅からタクシーで約10分(5)予約が望ましい
7位 木内酒造(茨城県那珂市) 220ポイント
 ■ビール工房を併設 「菊盛」などの日本酒を製造しているほか、ビール工房も備え有料でビール造りも体験できる。そば屋を併設し、地元食材を使ったつまみなども食べられる。不定期でジャズコンサートなどのイベントも開いている。
(1)無料(2)10時~15時(元日のみ休)(3)029・298・0105(4)JR常陸鴻巣駅から徒歩約5分(5)予約が望ましい
7位 神戸酒心館(神戸市) 220ポイント
 ■酒器などグッズが充実 「福寿」ブランドで知られ、夏と冬に見学が可能。酒蔵の長屋門を利用したギャラリーもある。「(酒器など)ここでしか買えないお酒グッズが充実している」(高山惠太郎さん)
(1)無料(2)14時開始、営業は6月1日~8月10日、1月初旬~3月末日(3)078・841・1121(4)阪神電車石屋川駅から徒歩約8分(5)要予約
9位 小澤酒造(東京都青梅市) 210ポイント
 ■奥多摩の自然楽しむ 「澤乃井」の製造元。近隣には蔵元が運営する櫛(くし)かんざし美術館や豆腐料理店、バーベキュー場などがあり、家族連れで1日過ごすことができる。奥多摩の豊かな景観も魅力の一つだ。
(1)無料(2)11時など(月曜、年末年始など休)(3)0428・78・8210(4)JR沢井駅から徒歩約5分(5)要予約
10位 賀茂泉(広島県東広島市) 180ポイント
 ■日本酒喫茶でお酒スイーツ 酒蔵が立ち並ぶ西条通りにある蔵元。近くには酒まんじゅうや酒ケーキなどがそろった日本酒喫茶もある。藍染工房も運営しており、初心者でも手軽にオリジナルの藍染が作れる。
(1)無料(2)平日の8時半~12時、13時半~17時(お盆、年末年始休)(3)082・423・2118(4)JR西条駅から徒歩約8分(5)要予約

試飲に見学、食事も満喫

日本人は、弥生時代には米のお酒を造っていたともいわれ、宗教儀式に欠かせないことから朝廷が醸造を指揮していた。現在の日本酒の原型が出来上がった中世は寺院で造ったお酒が人気だったが、醸造技術の進歩もあり、江戸時代には町人の手で大量生産されるようになった。

日本酒が苦手な人には、加熱処理をしていない生酒が飲みやすい。「フルーティーな味わいのものが多く、女性におすすめ」(日本酒造組合中央会)。日本酒を使ったリキュールやスパークリングワインのような発泡酒もある。いずれもアルコール度数は日本酒より低めで、カクテル感覚で飲める。

蔵を見学できる時間以外でもレストランや売店などは営業している場合がある。車で出かけるとお酒の試飲ができないので、公共交通機関を利用するのがおすすめだ。

見学施設、ウイスキーやワインも

ウイスキーやワイン造りの見学施設もある。ニッカウヰスキーの余市蒸留所(北海道余市町)では蒸留設備やたるがずらりと並ぶ貯蔵棟が見られるほか、博物館で歴史も学べる。サントリーの山崎蒸留所(大阪府島本町)は国産ウイスキー誕生の地として知られる。見学ではシングルモルトウイスキー「山崎」を試飲できる。

ワイン工場はブドウ産地の山梨県に多い。シャトレーゼベルフォーレワイナリー(甲斐市)ではワインの試飲に加え、ワインに良く合うチーズやケーキも楽しめる。サントリー登美の丘ワイナリー(甲斐市)やシャトー・メルシャン(甲州市)なども見学できる。

悪天候で見学を中止したり臨時に休業したりする施設もあるので、電話やホームページで確認してから出かけたい。

  ◇  ◇  ◇  

 表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)見学料金など(2)蔵の見学時間(定休日など)(3)連絡先(4)アクセス方法(5)蔵見学の予約の有無。2位、4位、5位の写真は蔵元提供。

 調査の方法 見学可能な全国の蔵元の中から、資料展示やレストラン、物販店が充実している「訪れて楽しい蔵元」を専門家に選んでもらい、編集部で集計した。選者は次の通り(敬称略、五十音順)

 ▽芦沢恵(JTB広報室)▽太田雅雄(「酒仙の会」事務局)▽狩野卓也(酒文化研究所代表)▽木原秀和(日本旅行広報室)▽佐野吾郎(地酒通販会社社長)▽杉原由樹子(阪急交通社広報)▽高山惠太郎(月刊「たる」編集長)▽竹林ゆうこ(月刊「ビミー」編集部)▽友田晶子(飲料コーディネーター)▽葉石かおり(酒ジャーナリスト)▽藤原正美(近畿日本ツーリスト国内旅行部)

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