訪ねて楽しい日本酒の蔵元 全国ランキング

試飲に見学、食事も満喫

時期が合えば見学者は搾りたての酒を試飲することも出来る(石川酒造)

日本人は、弥生時代には米のお酒を造っていたともいわれ、宗教儀式に欠かせないことから朝廷が醸造を指揮していた。現在の日本酒の原型が出来上がった中世は寺院で造ったお酒が人気だったが、醸造技術の進歩もあり、江戸時代には町人の手で大量生産されるようになった。

日本酒が苦手な人には、加熱処理をしていない生酒が飲みやすい。「フルーティーな味わいのものが多く、女性におすすめ」(日本酒造組合中央会)。日本酒を使ったリキュールやスパークリングワインのような発泡酒もある。いずれもアルコール度数は日本酒より低めで、カクテル感覚で飲める。

蔵を見学できる時間以外でもレストランや売店などは営業している場合がある。車で出かけるとお酒の試飲ができないので、公共交通機関を利用するのがおすすめだ。

見学施設、ウイスキーやワインも

余市蒸留所(アサヒグループホールディングス提供)

ウイスキーやワイン造りの見学施設もある。ニッカウヰスキーの余市蒸留所(北海道余市町)では蒸留設備やたるがずらりと並ぶ貯蔵棟が見られるほか、博物館で歴史も学べる。サントリーの山崎蒸留所(大阪府島本町)は国産ウイスキー誕生の地として知られる。見学ではシングルモルトウイスキー「山崎」を試飲できる。

シャトレーゼベルフォーレワイナリー(同ワイナリー提供)

ワイン工場はブドウ産地の山梨県に多い。シャトレーゼベルフォーレワイナリー(甲斐市)ではワインの試飲に加え、ワインに良く合うチーズやケーキも楽しめる。サントリー登美の丘ワイナリー(甲斐市)やシャトー・メルシャン(甲州市)なども見学できる。

悪天候で見学を中止したり臨時に休業したりする施設もあるので、電話やホームページで確認してから出かけたい。

 ◇  ◇  ◇  

表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)見学料金など(2)蔵の見学時間(定休日など)(3)連絡先(4)アクセス方法(5)蔵見学の予約の有無。2位、4位、5位の写真は蔵元提供。

調査の方法 見学可能な全国の蔵元の中から、資料展示やレストラン、物販店が充実している「訪れて楽しい蔵元」を専門家に選んでもらい、編集部で集計した。選者は次の通り(敬称略、五十音順)

▽芦沢恵(JTB広報室)▽太田雅雄(「酒仙の会」事務局)▽狩野卓也(酒文化研究所代表)▽木原秀和(日本旅行広報室)▽佐野吾郎(地酒通販会社社長)▽杉原由樹子(阪急交通社広報)▽高山惠太郎(月刊「たる」編集長)▽竹林ゆうこ(月刊「ビミー」編集部)▽友田晶子(飲料コーディネーター)▽葉石かおり(酒ジャーナリスト)▽藤原正美(近畿日本ツーリスト国内旅行部)

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