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ゴードン・ブラザーズ・ジャパンの田中健二社長

ゴードン・ブラザーズ・ジャパンの田中健二社長

在庫の山に悩む小売業が後を絶たない。解決に挑むのが、米国から来たゴードン・ブラザーズ・ジャパン(東京・千代田)だ。在庫の価値評価を手がけ、独自の手法で余った在庫を、いつ、どこで、誰に、どのように売ればよいか最適の解を見つけ出す。在庫問題を舞台裏から見る田中健二社長は「刻々と変化するモノの価値を知れば、有効活用できる」と説く。

全て買い取り再販へ加工も

――ビジネスモデルを教えてください。

「我々は企業が抱える在庫品の価値を見極めるだけでなく、構造改革を支援します。もともと(100年以上歴史のある)米国本社の前身は宝石商でした。モノの商売が起点で、店舗での商品の陳列や値づけなどを一緒に考えます。(市場価値が低い投資先を探して)ガバナンスでねじ伏せる投資ファンドとは立ち位置が違います」

――具体的な支援方法は。

「顧客となった企業の在庫がどんなに大量であっても、まずは全て買い取ります。我々が持つ販路を提示し、売りたいところにはマル、売りたくないところにはバツをつけてもらう。『ディスカウント店は避けたい』など企業ごとの意向を尊重します。今後の事業の持続性が大事だからです」

――どのぐらいの販路を持っているのですか。

「百貨店の催事、電子商取引(EC)サイト、中古業者など口座数で250ほどのルートがあります。あらゆる企業の在庫問題を解決できるように、さらに販路を増やしていきます。今では在庫処分できない商品はほとんどありません」

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