クレカの価値は永久不滅 キャッシュレスの本命譲らずクレディセゾンの林野宏会長

クレディセゾンの林野宏会長
クレディセゾンの林野宏会長

10月の消費税率引き上げを前に100億円還元など、スマートフォン(スマホ)決済の話題が相次ぐ。クレディセゾンの林野宏会長は「キャッシュレス決済の本命は(小売企業が発行する)ハウスカードのクレジット。割引とポイントで一番お得」と強調する。それでも時代の変化を見据え、クレジットカードの価値を一層高めたいと意気込む。

ハウスカード、お得度は一番

――消費増税を控え、スマホ決済が話題です。

「新しいサービスが相次いでますが、これからどうなるか、わかりませんよね。100億円還元キャンペーンが話題になる一方、サービス提供企業が減益。現状はまるで泥仕合です。我々は泥仕合には参加しません」

「政府が音頭を取ってのキャッシュレス化の推進は大変ありがたいことです。クレジットカード業界がこんなに話題になるのは久しぶりです。前回は2006年ごろ、キャッシングの過払い問題でフィーバーしましたが(笑)」

――スマホ決済は脅威ではありませんか。

「キャッシュレス決済の本命はクレジットカードですよ。使える範囲は広がってます。税金、公共料金、今後は病院も塾も。ネット通販もクレジットカードが一番便利。よくキャッシュレス比率を海外と比較しますが、欧州はデビットカードが中心。中国などとも違いますよね、日本のお札はきれいだし安心安全」

「一番お得なのはハウスカードですよ。『日経トレンディ』とかでポイント還元率比較をやってますが、あれは間違い(笑)。ハウスカードはその店で使えば高島屋とかで5%とか8%とか、西友では毎日3%割引でポイントも付きますし」

――今回の駆け込みをどうみていますか。

「前回の増税時の駆け込みでは24%(14年3月の取扱高)伸びました。百貨店では宝飾とか売れに売れて。買い替えはあっても、モノは厳しいでしょうね。家庭内在庫があるから、すごい流行がないと買い足しません。いいのは旅行でしょう」

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